妹の夫は姉の元カレ…姉・栗山千明“じゅん”と妹・馬場ふみか“らん”の、奪い奪われバトル開始<けむたい姉とずるい妹>
10月9日よりスタートした新ドラマ「けむたい姉とずるい妹」(毎週月曜夜11:06-11:55 テレビ東京系)は、妹の略奪愛が原因で音信不通の不仲となった姉妹が、母の死をきっかけに同居する事になり、姉の元カレで、現在は妹の夫である男性を巡って壮絶なバトルを繰り広げるストーリー。「妹がうんざりするほどムカつくけど、目が離せない」「ドロドロだけど引き込まれる」など、物語にハマりこんだコメントがSNSに溢れ、初回から盛り上がりを見せた。(以下、ネタバレを含みます)
子供の頃から姉の大切なものを奪い続ける妹…
このドラマは、ばったんによる同名の人気マンガが原作。じゅん(栗山千明)と、らん(馬場ふみか)は異父姉妹。姉のじゅんは真面目で道徳心が強いが、一度火が点くと理性を失って暴走する事もある性格。対する妹のらんは、自分勝手でわがまま。だが、その奥底には母の愛情を集めて生きてきた姉をねたみ、大きな孤独を抱えている。
姉は、幼い頃から妹にお気に入りの物を次々に奪われてきたが、その最たるものは…彼氏。らんは、じゅんが高校時代に付き合っていた律(柳俊太郎)を略奪し、結婚までしてしまったのだった。
険悪姉妹、13年ぶりの再会
以来、姉妹は絶縁状態だったが、母・由里子(雛形あきこ)の葬儀で13年ぶりに再会。がんで闘病する母親の面会に一度も来なかったくせに、棺おけの前でわざとらしいほど泣き崩れる妹に、じゅんはウンザリ。だが参列者たちは、そんならんに同情し、彼女を慰めるのだった。
葬儀が終わった数日後、母の思い出が詰まった実家で暮らす事にしたじゅんが掃除をしていると、らんが引っ越し業者と共にやって来た。らんは「私、りっくんとここに住む事にしたの」と一方的に言い、母の遺品のたんすを「古臭い」と処分しようとしたり、と、勝手なふるまいを始めた。キレるじゅんに対して、「こっちだって気を遣ってる」だの「勝手に一生怒ってればいいじゃん」だの、全く悪びれずに言いたい放題…。らんの態度に対して、SNSには「ムカつく」「イラつく」と、悪口が溢れ返り、また「馬場ふみかのイラつかせ演技が上手すぎる」と演技力を称賛するコメントも多く書き込まれた。
姉から妹に乗り換えたサイアク男・律
姉妹が険悪MAXになったところに、現・妹の夫で姉の元カレの律が登場。「じゅんちゃん、ゴメンね。勝手な事して」。それに対して、じゅんが言う。「黙れ」。「オレは、じゅんちゃんがイヤなら別に…」と続ける律の言葉を遮って、「黙れ!」と、じゅんはさらに強く言った。イヤに決まっているだろうが!この男の思考回路も理解不能すぎる…。
じゅんは、いったんは家を出ていこうとしたが、これ以上、大切なものを“アノ女”に奪われたくない!と思い直し、らんと律に「アンタたちが勝手に住むなら、私だって勝手に住む!」と宣言して、奇妙な同居生活が始まった。
同居に対して、らんを心配する姉妹のいとこ・ひかる(桜田通)に、らんは「りっくんは私の事が一番だから。何でも許してくれるし、私が嫌がる事は絶対にしない」と自信マンマン。
高校時代にじゅんが律に魅かれた理由
その頃、実家では、じゅんと律が台所で鉢合わせして、一緒に夜食を食べていた。そして、縁側で居眠りする律の寝顔を見ながら、じゅんは高校時代を思い出すのだった。
律は、成績は常にトップで努力ナシで何でもできてしまう生徒だった。彼は底の無い穴のような真っ黒の目をしていて、じゅんはそれが苦手だったのだが、気づけばその目に堕ちていた。
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発売日: 2023/04/05