俳優の深川麻衣が10月10日、都内で開催された映画「人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした」完成披露上映会イベントに、井浦新、穐山茉由監督と共に出席。青海駅と青梅駅を間違えた過去を告白した。
元SDN48の作家・大木亜希子の実録私小説を原作に、仕事ナシ、男ナシ、残高10万円の元アイドル・安希子と赤の他人のおっさん・ササポンとの奇妙な同居生活を描く本作。
井浦新はピアノで“詰んだ”
タイトルにちなみ、“詰んだ”出来事を聞かれた井浦は、劇中でピアノを弾くシーンに苦労したことを打ち明ける。「家で練習している時は一回も成功しないんですよ。でも、監督は『絶対にご本人にやってもらいたいので』と言い張る(笑)」と明かすと、穐山監督は「そんなに言い張ってないですよ(笑)」と苦笑した。
続けて、井浦は「自分も悔しいから『絶対に当日までには弾けるようにします』ってなったんですけど、本当に一回も成功しないまま現場に行って、ピアノを弾くシーンを撮るっていう状況になった」と振り返り、「本番までは本当に具合悪かったです。詰みまくりですよね。俳優としては」と告白。
司会から本番でどうなったのかを聞かれると「それは皆さんに見てもらって」と劇場で確かめてほしいと呼びかけた。
深川麻衣「人生で二度と繰り返さない」
一方、同じく“詰んだ”エピソードを語ることになった深川は「青い海と書いて青海駅というところがあるんですけど、そこに集合だったんですよね。けど、青い梅の青梅駅に間違えて行ってしまって」と集合場所を間違えてしまった出来事を告白した。
「誰も人影がなくて『あれ?』ってなって、確認したら『違う!』ってそこで気付いて。慌てて戻ったんですが、電車で2時間くらい距離があるんですよね。結構遠いんですよ。マネージャーさんとかにすぐ連絡したんですけど、その2時間が地獄で…」と回顧。
井浦は「青梅まで結構時間ありますけど、ずっと気付かなかったんですか? すごいですね。東京の海サイドに集合するのに、山サイドに行っちゃった」とびっくり。
深川は「最初は『わー!』ってなっているんですけど、冷静になるしかないんですよね。2時間もあるから」と青梅駅から青海駅までの道中を回顧。続けて「『着いたらとにかく切実に謝ろう』ということだけを考えて。人生で二度と繰り返さないって決めました」と反省していた。
その後、深川は「やっちゃった人いません? 絶対一人は…」と観客席に呼びかけ、挙がった手を見つけると「ほら! いますよね、やっぱり!」と安堵。同じ失敗をした人がいたことに安心しながらも、「本当に気を付けてください、皆さん」と注意喚起していた。
◆取材・文=山田健史