「“不倫ドラマ”に惹かれるのはなぜ?」についてトーク
また、今作のように“不倫”を扱うドラマが増えてきていることから、題材の何が視聴者を惹きつけていると思うかと問われたキャスト陣。
土村は「恋愛に対してのあり方の選択肢が広がってきている中で、恋愛って、男女って、人との関係って…と、ある意味あり方の問題提起じゃないですけど、そういうのをされているのかなと思います」と回答。
悩みながらだった土村に対し、続く堀井は「壊れていく様が見ていて気持ちがいいからじゃないですか? 変な話、作られたものが壊されていくってゾクゾクするし、自分じゃできないことだからこそ見たくなるんじゃないのかなと思って」とズバリ。
古屋は「ちょっと新太の意見に近いとは思うんですけど。そもそも人間ってそんなに美しくないよねっていう前提状況のもと、一人一人の中に、不倫に興味を持っている部分があるから見てしまうし、人間は実際たとえきれいに見繕っても醜い部分があることを知っているからこそ、表立っては言わないけれど見てしまうんじゃないかな」とそれぞれの思いを口にしていた。
「一人一人が答えを見つけられる作品」「皆さんに中毒になってもらえたら」
最後に、古屋は「答えがない作品なのかなと思っています。世間一般的には絶対悪と言われる不倫を題材にしているんですけど、その中で見ている一人一人が自分の答えを見つけることが出来る作品になっているので、この作品を見た時に『私はこういう考え方だった』『私はこれが嫌でこれが好きだった』っていう、自分の答えを見つけてもらえたらうれしいなと思います」と、堀井は「ジェットコースターみたいに展開が目まぐるしいので、どんどん皆さんに中毒になってもらえたらなと思います」とコメント。
そして土村が「テーマが本当にたくさん詰まっている作品で、全て言えないのが歯がゆいくらいで…。最後まで見ていただいた方が何を一言目に言うのかなっていうことに興味があります。何かひとつでも皆さんの中に残るものがこのドラマにあればすごくすごくうれしいと思いますので、一人でも多くの方に見ていただけたらうれしいです」と視聴者へのコメントを語り、会見を締めくくった。