CSチャンネル「衛星劇場」にて、7月9日~16日に東京建物Brillia Hallほかで上演された音楽劇「ダ・ポンテ~モーツァルトの影に隠れたもう一人の天才~」を、 10月29日(日)(昼3:30-夜6:15)にテレビ初放送することが決定した。
ダ・ポンテ役に海宝直人、モーツァルト役に平間壮一
本作は、モーツァルトの三大名作オペラである、「フィガロの結婚」「ドン・ジョバンニ」「コジ・ファン・トゥッテ」の誕生の背景にある、詩人ロレンツォ・ダ・ポンテの人生を描く音楽劇。
ダ・ポンテがモーツァルトと出会い、その才能を開花させたのは、彼の80年を超える生涯のわずか4年と6カ月の間だった。それは人生で最も輝いた、儚くもかけがえのない時間だった若き天才たちの軌跡を、誰もが知るモーツァルトの名曲をモチーフにしたナンバーとオリジナル楽曲にのせて贈る。
女好きでペテン師、しかし類稀なる人間観察力を持つ天才詩人の主人公ダ・ポンテを、「レ・ミゼラブル」「ミス・サイゴン」などのミュージカルで活躍し、連続テレビ小説「らんまん」(NHK総合、2023年)にて小林一三役を務めた海宝直人が演じる。ダ・ポンテに出会い、その才能を発揮した作曲家、モーツァルトを「ヘアスプレー」「RENT」などに出演する平間壮一が演じる。
「ダ・ポンテ~モーツァルトの影に隠れたもう一人の天才~」あらすじ
1826年ニューヨーク。年老いたロレンツォ・ダ・ポンテ(海宝直人)が回想録を出したことがきっかけで、若かりし頃を思い出すところから物語は始まる。
1782年ウィーン。女好きで詐欺師のダ・ポンテは、ある事件を起こし、故郷ヴェネツィアを追われ、その才覚と手練主管でウィーンの宮廷劇場詩人の座までのぼりつめる。しかし、宮廷作曲家アントニオ・サリエリ(相葉裕樹)に言われるがままに書いたオペラの処女作を酷評され、行き場を失っていた。
そんなダ・ポンテの前に現れた、作曲家ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(平間壮一)。彼もまたあふれる才能を持て余していた。二人は意気投合し、革新的なオペラを作ることを決意する。