道枝駿佑演じるミステリアスな建築学生の拓、参上!
追い打ちをかけるようにスマホをなくす最悪の事態に直面した佐弥子。その拾い手こそが、謎の大学生の小笠原拓だった。受け取り場所は待ち受け画面に設定されていた国立新美術館。こうして出会った二人はその後、缶ビール片手にじゃんけん遊びの“グリコ”をしながら互いの人生について質問し合う。
「チヨコレイト」という何気ない言葉も道枝マジックにかかって、胸キュンワードに。大人が秘めている無邪気な子供心を引き出す粋な演出に心を掴まれた視聴者は多いはず。Xでは「道枝くんとじゃんけんしたい!」「じゃんけって言い出すの可愛い」などの感想が視聴者から寄せられていた。このシーン以外にもじゃんけんは度々登場していて“マイハル”に欠かせないキーワードと言えそうだ。
「どうして建築やらなかったの?」「夢とかないの?」と拓に聞かれ「大人になるとさ、あらゆる現実が押し寄せてきて夢とか見れなくなるの」「日々の生活でいっぱいいっぱいっていうか、なんか生きてるっていうより死ぬまでの消化試合みたいな感じ?」と答える佐弥子。すると拓は「今からでも遅くないんじゃない?」と一言。「なればいいじゃん、大学生。このまま一生消化試合みたいな人生送るつもり?」という言葉が佐弥子の人生、第二章の扉を開けることになる。
爆イケ男子とひとつ屋根の下暮らすことになる急展開
なんとか潮海大学に入学を果たした佐弥子は、友達になった同じ学部の沢島真凛(飯沼愛)に誘われて激安シェアハウス“サグラダファミリ家”に住むことに。そこには学年も個性もバラバラな学生たちが住んでいた。
それまで片道2時間半かけて通学していた佐弥子は入居を希望するが、そこには拓も住んでいることが明らかに。佐弥子は「あんな透明感ある爆イケ、そうそういない」と恩人でもある拓を覚えていたが、彼は覚えていないと言う…。
劇的な再会を果たした佐弥子と拓。つかみどころのない謎めいた拓の一挙手一投足に目が釘付け。さらに佐弥子の初恋の人も現れて三角関係の予感も。ますます今後の展開が楽しみだ。
好きなことを学びたいという意欲に燃えた佐弥子たちの姿は眩しくて、見ているだけで元気をもらえる。佐弥子と同世代はもちろん、キャンパスライフを楽しんでいる学生たちにも刺さるラブコメディとなっていた。
◆文=KanaKo