志田音々、二瓶有加、佐藤日向、佐々木李子ら出演する舞台「かげきしょうじょ!!」が、10月18日から東京・こくみん共済coopホール/スペース・ゼロで上演。初日公演を前にゲネプロが公開された。
志田音々「いつも通り楽しみながら本番を迎えていきたい」
「MELODY」(白泉社)で連載中の斉木久美子による青春スポ根ミュージカル漫画が原作で、2021年にはアニメ化された本作。志田、二瓶、佐藤、佐々木の他、新谷姫加、高橋果鈴、和泉風花、青山なぎさ、石井陽菜らが出演している。ゲネプロ前に行われた囲み取材では、志田、二瓶、佐藤、佐々木が意気込みを語った。
渡辺さらさ役の志田は、「ゲネプロと初日を迎えることができて、大変うれしく思っています。すごく緊張しているんですけど、いつも通り楽しみながら本番を迎えていきたいなと思います」とあいさつ。
3年9カ月ぶり二度目となる舞台で初主演、初座長を務めることについては「舞台自体が4年ぶり2回目なので、もう記憶浅はかな…(笑)。だから、もう初めてのような感じで、知らないことばっかりでしたし、座長として引っ張っていこうって最初は思っていたんですけど、やっぱりやること、覚えることが多くて、逆にみんなに支えられたなって実感している1カ月間でした。なので、このカンパニーはすごく助け合いということで、本当に『紅華歌劇団』の少女たちのように、切磋琢磨して過ごした1カ月だったなと思います」と稽古期間を振り返る。
「みんな“はじめまして”だったんですけど、最初から仲良くできたのは、みんなのおかげだと思うので、それを舞台上でもたぶん出てくると思うので、雰囲気を味わっていただけたら」と、共演者に感謝した。
佐藤日向は志田音々について「すごく変な子なんです」
そんな志田について、二瓶は「でも、本当“ナチュラルボーンさらさ”っていうのは、初めて会った時から私は感じていて、音々ちゃん自身がさらさちゃんとすごく似ているところが多くて、天真爛漫で素直で明るくて。音々ちゃん自身はみんなに助けられたって言っていますけど、明るい笑顔で稽古場にいつも入ってくれる音々ちゃんを見て、私はいつも救われていたので、そういうところでも本当に引っ張っていただいた、しっかりとしたカンパニーの座長だなっていうふうに感じています」と称賛。
横で泣きまねをして、二瓶から「泣いてないだろ!」とツッコまれた志田は「うれしい。ちょっとゲネができないかもしれない」と笑顔を見せた。
一方、佐藤は「すごく変な子なんですよ。本当に面白い子で、私は予科委員長の役なので、合礼だったり掛け声をかけるタイミングが多い役柄なんですけど、同じタイミングで掛け声を私と一緒に言うんです。例えば、『1! 2!』って言う時に、後からみんなが「1! 2!』って言うのに、私と一緒に『1! 2!』って言っちゃったりとかね。本当無意識なので、そういうところがめちゃくちゃさらさに似てるなって思いながら一緒にやっていました」と、稽古中のエピソードを披露。
続けて二瓶も「ダンス稽古の時、楽しくて『ヘイ!』って言っちゃうんです。ずっと芝居の稽古詰めで、途中でダンス稽古に切り替わった時に、こんな明るい子だったんだっていうぐらい、キラキラキラキラしながら踊ってて。『星の旅人』のサビが始まる直前に、『ヘイ!』って言って踊るんです。でも、本人にそれを言ったら、無意識だったみたいで、『えっ、言ってた?』みたいな感じで、後から気付いてね」と暴露。「本番で言わないように!」と不安そうに注意をしていた。