佐々木李子「原作では見られないところも見てほしい」
最後のあいさつでは、佐々木が「すごい短い時間の中で、一生懸命スタッフもキャストもアイデアを出し合って、みんなで練って作り上げた舞台なので、細かいところまで見てほしいなっていう気持ちがあります。せりふを言っていないキャラクターもその空間で同じく生きているので、原作では見られないキャラクターたちの隅々の表情だったり動きだったり、そういった部分にも注目しながら、私たちの青春、物語を一緒に楽しんでいただけたら」とアピール。
佐藤は「今回の舞台は、本当にギリギリのギリギリまで台本が変わってまして、カットになったり追加になったりとかが目まぐるしく行われていたので、正直幕が開くのが怖いなという気持ちもまだまだあるんですけど、幕が開いたら最後まで走り抜けるしかないですし、実際のアニメで使用されている楽曲に合わせて踊っているナンバーもいくつかあるので、立体的に『紅華歌劇音楽学校』が皆さんの元に届くんじゃないかなと思っています。ぜひぜひ皆さんも紅華の先生や生徒になった気持ちで客席でお待ちいただけたらなと、そして配信でも楽しんでいただけたらなと思います」と呼び掛けた。
志田音々「本番はどんな景色が待っているんだろう」
さらに、二瓶が「漫画があって、アニメがあって、そして今回この舞台ということで、舞台でしか見せられない『かげきしょうじょ!!』というのがふんだんに詰められた作品になっていると思います。舞台は一回一回、同じキャストが同じせりふをしゃべっても、同じふうに進むことはなくて、その一回一回の生の臨場感、その回だからこそ楽しめる、そういう違った魅力というのもあると思うので、一回見ていただいたら『あの子に共感した』『あの子目線で見たいな』とか、一度劇場に足を運んでいただけたら、何度も何度もきっと足を運びたくなるような作品になっているんじゃないのかなと思いますの」と、作品の魅力を伝える。
志田は「この1カ月間、みんなでアニメだったり漫画を十分にリスペクトしつつ稽古を続けてまいりまして、その中でもやっぱり舞台ならではの、生きているキャラクターとして自分なりの感性を入れたり、人間らしさを突き詰めてお芝居をして稽古してきたので、それを本番で出せたらなと思っております。お稽古を座長として進めてきましたけど、いざ本番というのはどんな景色が待っているんだろうと、ここにお客さんが実際に座ったらどんな感じでお芝居が、いつもの稽古通りにできるんだろうかという不安もあるんですけど、そのリアルな感情なども舞台に乗せて、みんなでお芝居していきたいので、それを見てくださる皆さまと味わえたらなと思います」と公演への思い、意気込みを語り、会見を締めくくった。
※高橋果鈴の高は正しくは「はしご高」