千紘と達也、2人の関係も見どころ
――撮影現場の雰囲気はどのようなものでしたか?
見た目はヤンキーの現場ですけど、みんな和気あいあいとしていました。休憩中にはストーブを囲んで暖を取りながらスルメを焼いたりもしましたね。かなり寒い時期の撮影で、やはり寒いとストーブに集まるじゃないですか。なのでいい距離感でいられて、暖まりながら何気ない雑談をしたり、そういう現場でしたね。
――試写はご覧になったということで、映画の感想を教えてください。
まず格好いいです。そして爽快感がすごいです。音楽が山嵐の武史さん、主題歌もJO1さんのサウンドなので、ケンカのシーンは見ていて痛々しくはありますが、スカッとした気持ちにもなるんです。千紘は強い性格のヒロインですけど、女の子の弱さもあって、そんな千紘をヤンキーたちがみんなで守ろうとしてくれる。囚われた千紘を助けるためにみんなが乗り込んでくるところは特に迫力があって、食い付いて観ちゃいました。
でも、千紘はヤンキーもケンカも嫌いなんですよね。だから達也とはちょっと複雑な関係で、そういう2人のドラマも見どころです。あとはコミカルな部分。ちょこちょこクスっとしちゃうシーンが入ってきて、そのバランスが絶妙です。
世界一周のために英会話にチャレンジ中
――今年は本作のほか、俳優では「量産型リコ -もう1人のプラモ女子の人生組み立て記-」の主演もあり、モデルとしては東京ガールズコレクションをはじめとしたお仕事も充実していました。将来、どの道に進みたいか、考えてはいますか?
はい。ゆくゆくは海外に行って、平和に過ごしたいなと思っています。
――俳優でもモデルでもないですね。予想外すぎました。
ですね(笑)。今はそのために英語を学び始めていて、まだ1カ月程度ですが、将来的には日常生活に困らないくらいの英語力を身に付けて、世界一周をしてみたいです。
――それは昔からの夢ですか? 過去になかった発言だと思います。
昔からというわけではなくて、最初はなんか海外に行きたいな、くらいの気持ちだったんです。もともと海外には興味があったし、色々な景色を見て、色々な人と出会って、色々な経験をしたいと思ってはいたので…。それだったら世界一周が楽しそうだし、人生まだ長いから、1度くらいできるんじゃないかなと思って。わりとなんでも挑戦したいタイプで、普段から定期的に新しいことを始めているんですよね。ギターを覚えたり、1人旅をしたりとか。英会話はそういった中での最新チャレンジです。