とんでもない女たらしのボンドマン 自業自得だけど、羨ましい…!?
続けては、「華麗なるボンドマン」。アーニャ・フォージャー(CV:種崎敦美)が大好きなテレビ番組の話で、スパイであるボンドマンが、敵として出会う女性を次々とほれさせて味方につけてしまうという展開。最終的には「1人に選びなさいよ!」という女性たちからの当然のツッコミとともにボコボコにされてしまうボンドマン。「フッ…スパイにはリスクもつきものってことさ…」というせりふでオチとなる。これを観たアーニャは「なるほど これがいちゃいちゃのはなし」と納得するのだった。
劇中劇ということで、本編とは絵柄がガラリと違うのが特徴。1970〜80年代のセルアニメ時代をほうふつとさせるビジュアルで、一定以上の年齢層にとっては懐かしさを感じる人も多いだろう。最初から最後までコメディーに振り切ったエピソードで、ボコボコにされるボンドマンに一切の同情の余地はないが、間髪入れずに入る次回予告が「復活のボンドマン」なのも、実に昔のアニメらしい。
エンディング映像を挟んで、最後はショート3本立て。「子ども心I」ではパンダの乗り物、「子ども心II」ではプールを題材に、アーニャの子ども心が描かれる。「目覚まし」は、遅刻しそうなアーニャを起こそうとするロイドの必死な様子が描かれた。
先週今週と、2週続いて出番の少なかったアーニャ。それだけに最後の最後でアーニャ成分を堪能できたのはうれしい限りだ。パンダの乗り物を前に、涙目で「のるの〜」と懇願するアーニャ、プールではしゃぐアーニャ、寝言を言うアーニャなど、どれも本当にかわいい。さらに、10月28日(土)は「知恵の甘味」「情報屋の恋愛大作戦II」の2本が放送予定で、久々に本編でのアーニャの活躍も見られそうだ。アーニャファンは期待して待つべし。
※種崎敦美の崎は、正しくは「たつさき」
■文/岡本大介
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