オンライン動画配信サービス「Hulu」にて、独占配信中のHuluプレミア「ANNA/アンナ」。第4話では、大人になっても感染しない“大きな女の子”カティア(ロベルタ・マッティ)の過去が描かれた。本記事では、考察を踏まえながら第4話を振り返る。(以下、ネタバレを含みます)
「ANNA/アンナ」とは
本作は、2015年にイタリア人作家のニコロ・アンマニーティが発表しベストセラーとなった小説「Anna」が原作のパンデミック・ファンタジー。謎の感染病“赤い病”が世界中を襲って大人が全滅してしまい、免疫のある14歳までの子供しか生存できなくなったディストピアの世界を描いた物語だ。ある日13歳の少女・アンナは、“青い子供”という集団に弟がさらわれたことを知り、母親と交わした“弟を守る”という約束を果たすため、彼を捜す過酷な旅へ出る――。
原作者のアンマニーティ自らが監督、脚本を務めることでも話題になった本作。主人公のアンナ役を演じるジュリア・ドラゴットと弟・アストル役のアレッサンドロ・ペコレッラは、本作がドラマデビュー作となる。
またアンナ役の日本語吹き替えは、アニメ「SPY×FAMILY」のアーニャ・フォージャー役で知られる声優・種崎敦美が演じている。
アンナの片腕を切断するアンジェリカ…
儀式の翌日、アンナは“赤い病”に感染している1人の子供から、アストルを含む“青い子供”が地下室にいるという情報を聞き出す。
その後アンナは地下室でアストルを見つけ出し、連れ出そうとするも、アストルは拒否。すっかり“青い子供”の集団の一員になってしまっていた。そうこうしているうちにアンナはアンジェリカに見つかり捕らえられ、「“火の夜”に“大きな女の子”を燃やして灰を食べる」「もし“青い子供”から鬼ごっこで逃げられなかったらアンナもそこで燃やす」と啖呵を切る。
そして鬼ごっこが始まり、アンナは瓦礫の中に隠れるのだが、そこで蛇に手をかまれてしまう。アンナはそのまま気絶してしまい、目が覚めるとベッドに縛り付けられていた。そこへアンジェリカがやって来て「腕を切らないと蛇の毒で死ぬ」と言い、抵抗するアンナをよそに片腕を切り落としてしまうのだった。
東宝