博和の失踪と衝撃的な真実を耳にする一青
一青の祖父で遠峰ダイヤモンド会長の遠峰昇は、急に記者会見を開き、「遠峰ダイヤモンドは一青を応援する」と公に発表。
エレベーターホールで昇と居合わせた一青は会見での激励についてに感謝を伝えると、「再三の警告に耳を貸さずに進んだ以上負けるわけにはいかない」「負けたらすべてを失う」と予想外の返答が。昇は記者会見を開くことで、一青を負けられない状況に追い込んでいたのだ。
また一青は母親の仄香に呼び出され、父親の博和が失踪した事実を伝えられる。最後に父に会った時に話した内容を聞かれると、勝負から降りるように言われ、「父さんはただの臆病者だ」と言ってしまったと正直に伝える。
警察に行こうとする一青に、母親は「こんなことが表沙汰にするわけにはいかないわ」と阻止。そのうえ「面倒なことを起こさないで」と釘を刺されてしまう。
しかし自分がぶつけた言葉に責任を感じた一青は、警察に出向き父親の捜索願を出すが、自発的に居なくなった人に対して「帰ってきたくない人を無理やり連れ戻すわけにはいかない」と取り合ってもらえない。
そんな一青が頼った先は、遺産相続の取材をする記者の片瀬だった。彼女は父親を探す交換条件として、自分が持つトーク番組に独占で出演するように持ち掛け、一青もそれに了承した――。
それからしばらく経って、片瀬から“博和が電車に乗った時の防犯カメラの映像”が送られてくる。これで券売機の履歴を追えば、どの列車に乗ったかが特定できることになった。
その後一青が出演した片瀬の番組では、「もし勝負に負けたら、遠峰ダイヤモンドを継ぐのか?」と聞かれはっきり“NO”と答える。そして最後に、父親の博和の名前を挙げ「誇りに思っています」と感謝を伝えた。放送の様子を、遠く離れた焼き鳥店で働きながら博和は見つめていた。どうやら博和は、道中で働きながら旅をしているようだった――。
一青は父親探しと並行して、両親が通っていた大学でアレクサンドルと両親について聞き込みもしていた。両親が講義を受けていた時期、成績、同級生の名前などを熱心に尋ね続け、どうにかアレクサンドルの通訳者の名前と住所を教えてもらい、さっそく自宅へ向かう。
すると通訳の女性は、「2人はお互いしか見えていなかった」「2人の愛の誕生を目撃した」と話し始め、その中で一青は“自分の父親がアレクサンドル”だという事実を知る。全てを知った一青は帰りの車の中でカミーユに電話をしようとスマートフォンを手に取るが、しばらく画面を眺め、思い留まるのだった。
両親の事実を知った一青の葛藤
第5話で、一青は両親とアレクサンドルの関係を知ることになった。すべてを知った一青はカミーユに何を話そうとしていたのか。これまで作中で一青とカミーユがかかわることがなかったが、“異母きょうだい”と知った以上、一青はカミーユにその事実を伝えようとしたのではないだろうか。
しかし、その事実を知っても傷つくだけ。なぜならカミーユにとっては、“自分の父親が不倫をして子供までできていた”という真実を知ることになるからだ。そういった意味でも、一青はカミーユへの電話を思い留まったのかもしれない。
またカミーユは周りに協力をしてもらいテストの準備をする一方、一青は家族のことでそれどころではなく準備の描写がなかった。第1のテストでは一青に軍配が上がったが、「第2のテストでは準備不足からカミーユが勝利するのでは?」とネット上で予想する声も寄せられている。
一青と遠峰家の確執、そして第2のテストの行方は今後どうなるのか気になるところだ。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
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