オンライン動画配信サービス「Hulu」にて、独占配信中のHuluオリジナル「神の雫/Drops of God」。第6話で、カミーユ(フルール・ジェフリエ)は第2のテストの準備を、一青(山下智久)は家庭で抱える問題をそれぞれ向き合う様子が描かれた。その中で、特に気になったシーンを考察と共に振り返る。(以下、ネタバレを含みます)
「神の雫/Drops of God」とは
本作は、山下智久の海外ドラマ初主演作となる国際連続ドラマ。全世界でシリーズ累計1500万部を売り上げた漫画「神の雫」(作:亜樹直、画:オキモト・シュウ)が原作となっているが、本作では原作漫画の中心を担う男性キャラクター“神咲雫”をフランス人女性・カミーユに置き換え、聡明なワイン評論家・遠峰一青を“新たな主人公”に設定している。
そして彼らを軸に展開するストーリーは、“時代と国境を越えた華麗で芳醇な人間模様”を壮大かつ細やかに描出し、“ワインに運命を翻弄される男女”が莫大な遺産を懸けて対決を繰り広げる――。
主人公のワインに人生を懸けた男・遠峰一青役を山下が、神の舌を持つカミーユ役をフルール・ジェフリエが担当。そのほか、世界的ワインの権威アレクサンドル・レジェ役をスタンレー・ヴェベールが、一青の母親の遠峰仄香役を渡辺真起子が、父親の遠峰博和役を二階堂智が、一青に自らの内面と向き合うきっかけを与える敏腕ジャーナリスト・片瀬百合香役を岡本あずさが演じる。
カミーユらはイタリアでテストの回答を探る
“第2のテスト”の回答まで残り3日を切り、焦るカミーユはロレンツォとともに北イタリアのトレントに向かう。絵画に描かれた桃、ジャスミン、マルメロの香りがする白いワインを探すためだ。現地の専門家から、絵画は娘のフェーデと父親ヌンツィオの共作だったという情報を仕入れ、カミーユらはヌンツィオの住むベゼネッロのゲストハウスを訪れた。
しかしヌンツィオ邸の家主には家の見物を拒否され、村中のワインの造り手にも試飲をすべて断られてしまう。そこでゲストハウスのオーナー・エリザベッタは、落ち込むカミーユに「必死になれば熱意を認めて受け入れてくれる」と励ます。
そして翌日、カミーユはワインの造り手たちに自分の素性を明かし、“「レジェ・ガイド」の新刊のためにワインを仕入れたい”と造り手に話すと、造り手の態度は一変。次々と白ワインを試すことができたが、ピンと来るものは見つからなかった。
その晩カミーユが、“ガイドの名前を引き合いに出して試飲をしたこと”を何気なくエリザベッタに伝えると、突然顔色を変え「思い通りに造り手たちを怯えさせて面白い?」とカミーユを非難する。実はガイド本の低評価によって何十軒ものワイナリーが潰れており、村中の造り手がアレクサンドルを恐れていたのだ。カミーユはそこで初めて、アレクサンドルと彼のガイドの影響の大きさを知るのだった――。
カミーユたちは翌日、あるワイナリーで造り手の話を聞く。エリザベッタの父親は昔この地で成功するも、肝心のワインは売れず、娘のエリザベッタが父親を懸命に支えていたのだという。
カミーユはこれがアレクサンドルの言う“絆”だと気付き、エリザベッタに父親と共作したテーブルワインを飲ませてほしいと頼む。お題の絵画から“白ワイン”に焦点を当て探していたが、そもそもそれが間違いであり、“描かれているもの”ではなく“描かれた背景”こそがテストの答えだと知る。
こうしてカミーユたちは“第2のテスト”の回答として、「カーサ・デイ・フォサッティ」というワインの名前にたどり着くのだった。
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