コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、黒月悠さんの「前にも一度味わったことのある気持ち」をピックアップする。
8月27日、同作がX(旧Twitter)に公開されると、6600以上の「いいね」を獲得。読者からは「めちゃくちゃキュンキュンした!」「女の子のドキドキが伝わってきた」といったコメントが寄せられ、大きな反響を呼んだ。そこで本記事では黒月悠さんにインタビューをおこない、作品を描いたきっかけやこだわった点について語ってもらった。
3年前に引っ越した元お隣さんと偶然の再会…
物語の主人公は高校2年の女子高生。ある日、彼女はバス停で3年ぶりに“元お隣さん”に再会した。
以前彼は同じマンションの隣の部屋に住んでいた年上の男性で、小さい頃から遊んでもらったり勉強を教えてもらうなど交流があった。しかし彼女が中学生の時に東京へ引っ越してしまい、それ以降会うことはなかった。
用事で地元へ戻ってきたという彼とは、学校や勉強についての何気ない会話を交わす。昔よく勉強を教えてくれていた彼が今や教師になったと聞き、内心では感心するものの、どうしても口では素直ではない言葉をもらす。
その時、左肩に蝶々がついていることを彼に指摘されるが、虫が苦手な彼女はどうすることもできず、固まってしまう。すると、彼が「しょーがないな…」と小さく呟きながら、少し体を寄せて蝶々を逃がしてくれる。至近距離で彼と目が合って再び放心状態になる彼女…。
「わ!キモいとか言うんでしょ!?」と冗談交じりに言いながら身を引く元お隣さんに、彼女は無言で顔をそらす。そして、3年前のことを思い出しながら頬を紅潮させていた。
「私はこれが何か知っている」「前にも一度味わったことのある気持ちだから」
同作を読み終えた読者からは、「2人の今後を見守りたい…」「蝶々さん、肩にとまってくれてありがとう」などの声が寄せられていた。
作者・黒月悠「いろんな作品やテレビなどをみている時にアイデアが浮かぶ」
――『前にも一度味わったことのある気持ち』を創作したきっかけや理由があればお教えください。
「手の届かないような年上が描きたい!」という思いから考えました。
――描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあれば教えてください。
2人が見つめ合っているシーンも、もちろんなのですが、2人の何気ない会話が好きで、特に3ページ目の「高1?」「高2」あたりの空気感や元お隣さんのしぐさなどお気に入りです!
――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
こだわった点と同じなのですが、何気ない普通の会話で2人だけの空気感を出すことを意識したので、3ページ目の何気ない会話がお気に入りです!
――他の作品にも通じて「キュンッとするシチュエーション」が数多く登場しますが、こういった場面はどのような時に思いつくのでしょうか?
いろんな作品や、テレビなどをみている時にアイデアが浮かぶこともあります。あとは「自分がこうされたい!」という妄想です笑
――今後の展望や目標をお教えください。
連載や新作をたくさん描いて、もっといろんな方に読んで知っていただけるようがんばります!あとアニメ化です!
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
皆さんに楽しんでもらえるような私の“好き”をこれからもお届けできればと思いますので、ぜひSNSなど、遊びにきてくださると嬉しいです!
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