俳優の吉岡里帆が10月31日、都内で行われた映画「怪物の木こり」東京国際映画祭ジャパンプレミアに、亀梨和也、菜々緒、染谷将太、中村獅童、三池崇史監督とともに出席。撮影初日に恥ずかしい思いをしたことを振り返った。
2019年第17回「このミステリーがすごい!大賞」を受賞した倉井眉介の小説「怪物の木こり」を原作とする本作。おので脳を奪い去る連続猟奇殺人事件のターゲットとなるが、犯人をも凌駕する狂気のサイコパスだった弁護士・二宮彰を亀梨が演じる。
吉岡里帆、初日は誰ともあいさつできずに猿ぐつわ
亀梨演じる二宮の婚約者・荷見映美役の吉岡は「初日に、現場に入った瞬間に猿ぐつわが用意されていて、それをバシッと着けていただいて。本当にどなたともごあいさつできていなくて。だから私、一人で猿ぐつわを着けてずっと棒立ちで待っていた」と撮影初日のエピソードを告白。
「で、三池さんがやっと来てくださって、私がそうなっているのにゲラゲラ笑って『ごめんね、うちこんな感じなんだよね』って言ってらっしゃった」と振り返り、「その日、原作者の方が来られる日で、私、ずっと猿ぐつわを着けたまま原作者の方にあんな姿を見られて、すごく恥ずかしい気持ちで、とってもドキドキしました」と打ち明けた。
亀梨和也、吉岡里帆に「きつね(の仮装)とかはやらなかった?」
ハロウィーンの話題では、吉岡が「私は普段は本当に何もしないんですけど、一回だけ本場のニューヨークのハロウィーンに遊びに行ったことがあります」とコメント。続けて「めちゃくちゃすごいんですよ。『こんなに?』っていうくらい仮装のクオリティーが高くて。スーパーに行くとスパイダーマンの格好をしているちっちゃい子がいっぱいいて、ちっちゃいスパイダーマンがいっぱいいるんです。それがすごくかわいかった」と懐かしんだ。
自身は仮装はしなかったという吉岡だが、亀梨に「きつねとかはやらなかったんですか?」と聞かれ、「持っていけば良かったですよね」と返答。「あの時はまだ契約続いていたので(笑)」と吉岡がきつねに扮(ふん)するCMを思い起こさせ、笑いを誘っていた。
映画「怪物の木こり」は、12月1日(金)劇場公開。
◆取材・文=山田健史
ジェイ・ストーム
発売日: 2023/08/18