“かわいいって何やったんやろうーー”Aマッソ・加納愛子、「文學界」に新作中編小説「かわいないで」の掲載を発表
お笑いコンビAマッソの加納愛子が11月7日発売の「文學界」(文藝春秋)12月号に新作中編小説「かわいないで」を掲載することを発表した。
Aマッソ・加納愛子とは
1989年、大阪府生まれのお笑い芸人。2010年に幼馴染の村上とお笑いコンビ「Aマッソ」を結成。現在、MBSラジオ「Aマッソのヤングタウン」放送中のほか、「Webちくま」にてエッセイ「何言うてんねん」を連載中。
その他2020年発売のエッセイ集「イルカも泳ぐわい。」(筑摩書房)は2023年に入ってからも重版が続くロングセラー。2022年発売の小説集「これはちゃうか」(河出書房新社)も話題に。11月16日には「小説新潮」(新潮社)で連載していたエッセイ「行儀は悪いが天気は良い」の発売が控えている。
“かわいい、って何やったんやろうーー”青春小説「かわいないで」とは
「授業中、千尋は隣の席のお喋りに全神経を集中させる。学校で、家で、バイト先で繰り広げられる会話に潜んでいるものを、汲み取りたいから。そして千尋には、聞きたい言葉があるーー」。
掲載が始まる加納の新しい作品は、クラスメイト、家族、アルバイト先、それぞれの場所で人間関係と発言に思いをめぐらす、女子高校生・千尋を主人公とした青春小説。短編小説「ステンドグラス」、中編小説「黄色いか黄色くないか」に続き、「文學界」での掲載は3回目となっている。
加納は「今の、そしてかつての高校生に。あの時、かわいい、って何やったんやろう。」とコメントしている。