「第36回東京国際映画祭(TIFF)」のクロージングセレモニーが11月1日に都内で開催され、同映画祭のクロージング作品となっている映画「ゴジラ-1.0」(11月3日[金]より公開)に出演している俳優の浜辺美波、神木隆之介、メガホンを取った山崎貴監督が出席。同映画のオファーを受けた時の心境を語った。
東京国際映画祭には「楽しみながら参加できた」
同映画は、戦後間もない日本を舞台に描かれており、国内の実写版30作目という節目の作品。主演の神木は、日本に戻ってきた帰還兵の敷島浩を、浜辺は戦争で両親を失い、とある出来事をきっかけに敷島と出会い、共に暮らすようになる女性・大石典子を演じた。
10月23日に行われた同映画祭のオープニングイベントのレッドカーペットにも登場した浜辺。レッドカーペットを歩いた感想を聞かれると「東京国際映画祭は映像で毎年見ていたんですけど、参加するのは初めてでした。こんなにも熱のあるイベントだと思っていなかったので、驚きましたね。神木さん、山崎監督と歩くことができて、楽しみながらイベントに参加できました」と笑顔を見せた。
続けて、同映画への出演が決まった時の心境について「『シン・ゴジラ』以降、『ゴジラという作品を見ることはしばらくできないのかな』と思っていたので、まずはゴジラが帰ってくること、戦後の時代を舞台にしたゴジラを見られるということに驚きまして。そこから一気に緊張を感じました」と吐露し、「『ゴジラ』に出演することは念願だったので、かなったことのうれしさと、自分の芝居で作品を台無しにしないように『頑張らないと…!』っていう気持ちがありました。今まで培ってきたものを全部出せるように、飛び込む気持ちで頑張りましたね」と作品にかけた思いを述べた。
オファーを受けた時は「プレッシャーが大きかった」
また、神木は「プレッシャーが大きかったです。日本を代表し、世界でも愛されている『ゴジラ』というコンテンツに関われるということが、そして主役をやらせていただくのは、とても大きなものを背負わないといけないのかなと思いました」と告白。
しかし、現在の心境は「もうすぐ公開日ですが、プレッシャーはなくて、愛されている『ゴジラ』に関われたことを誇りに思っています」と言い、「見ていただいてどう感じていただけるかを楽しみにしています」と口にしていた。
◆取材・文=大野代樹
ジャパンプリント
発売日: 2023/10/27