コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、厳格なメイド長・ベアトリスが無邪気なヒロインのディアナと接している中で翻弄されてしまう展開がギャグテイストで面白いと話題の「王子の乳母にいびられる人魚の話」をピックアップ。
作者のすあまさんが2023年10月17日にX(旧Twitter)に投稿したところ、2万9千件を超える「いいね」を獲得し、「尊い」「すごい」「最高です!!ディアナちゃんかわいい」「細かい部分まで鱗描いてある」など多くの反響が寄せられた。本記事では、すあまさんにインタビューを行い、創作のきっかけやこだわりについて語ってもらった。なお、本作品は『はぐれ人魚のディアナ』第1巻第6話に相当する。
王子の側近・クラウスはメイド長・ベアトリスに人魚のディアナの監視と指導を要請するが…
人魚のディアナが何か問題を起こさないか心配の側近・クラウスは、王子の乳母でメイド長のベアトリスに人魚のディアナの監視と指導を要請する。初めは戒めるつもりだったベアトリスであったが、無邪気で天真爛漫なディアナに翻弄されてしまう。王子の乳母ということで、ディアナはベアトリスを「お義母様!」と目を輝かせて王子の幼少期をしりたがる。次第に無邪気なディアナの言動に感化を受けてしまうベアトリスだが…。
厳格なメイド長・ベアトリスがヒロインのディアナに感化されてしまうギャップがギャグテイストで描かれており、ラストのオチまで勢いのある描写がつづく本作には、X(旧Twitter)上では「まさかの初っ端から驚きの展開!」「衝撃の受け方めっちゃ好き」などのコメントが寄せられ、反響を呼んでいる。
「見て楽しんでもらえるようなデザインを心がけてます」作者・すあまさんが語る創作の裏側とこだわり
――『はぐれ人魚のディアナ』のストーリーはどのようにして生まれたのでしょうか?
元々アンデルセンの人魚姫が大好きで、数々のリメイク作品を見て私もやってみたいと思ったのがきっかけです。ただ原作同様人魚から人間に変身させてしまうと、ずっと人間を描くことになってしまうのが少し寂しく感じました。どうにかできないかと色々悩んだ結果最初から足がある人魚だったら解決すると思いつき、『はぐれ人魚のディアナ』の原型が生まれました。
――厳格な乳母と明るいディアナの対比が特徴的です。ギャグテイスト溢れる二人の見どころを教えてください。
人魚も乳母も大切な人の事になると知能が低下するところかなって思います(笑)。
――本作で、すあまさんお気に入りのセリフやシーンなどがございましたら教えてください。
最後の乳母が叫ぶシーンです!
――『はぐれ人魚のディアナ』を書く上でこだわっている点がありましたら教えてください。
キャラクターデザインです。基本会話劇で動きがないので、見て楽しんでもらえるようなデザインを心がけてます!
――『はぐれ人魚のディアナ』に関して、今後の展開や注目してほしい点についてお聞かせください。
キャラクターの動きや気持ちを素直に追っかけていただければなと思います。序盤は全員明るくてアホな行動しかさせていないんですが、後々それぞれ抱えているものが出てきたりします。初期の発言や行動と矛盾なく繋がるよう描いているので、読み返す時この時こんなこと考えてたんだな~って答え合わせみたいなことしてみると楽しいかもです!
――最後に、作品を楽しみにしている読者やファンの方へメッセージをお願いします。
『はぐれ人魚のディアナ』を知っていただき、読んでくださりありがとうございます!ここまで描けたのは読者の皆様のおかげです。未熟な作家ですが、皆様に楽しんでいただけるよう精進していきます。王子と人魚、その他キャラクターたちの事をこれからも見守っていただけると幸いです!!