黒沢薫(ゴスペラーズ)、中西アルノ(乃木坂46)がMCを務める、12月スタートの新音楽番組「Spicy Sessions」(毎月1回ペース・不定期放送、TBSチャンネル1)の初回収録が11月8日に行われ、黒沢、中西、初回ゲストの平原綾香が囲み取材に応じた。
即興のセッションにカレーも登場する音楽番組
同番組は、2002年7月の開局以来、さまざまなアーティストのライブや出演番組を放送してきたTBSチャンネルが送る“ちょっと刺激的な”音楽番組。毎回1組のゲストを迎え、楽曲の披露やメインMC・黒沢とのコラボレーション、ルーツを辿るトークをする他、話の流れでスタジオのバンドメンバーと行う即興のセッションも。CS放送ならではの遊び心にあふれた空間を届ける。
乃木坂46で屈指の歌唱力と表現力を持つ中西は、サブMCを務める他、ゲストとのセッションにも参加。さらに、黒沢のアドバイスを受けて毎回ソロでも1曲パフォーマンスを披露し、番組を通して成長していく姿を見せる。
さらに、番組終盤にはカレーを愛する黒沢のおすすめ絶品カレーが毎回登場。スパイシーな一皿を楽しみながらのエンディングトークを展開する。
黒沢薫「リハーサルから確信みたいなものはあった」
観客を入れての収録は、まず竹中優介プロデューサーが「黒沢さんとカレー食べながら語っていて『やってみるか』と悪ノリしてできた番組。なので、ゆるいです。他にはない音楽番組の収録を見てもらえる。今日やる曲の半分は決めてないので、作る過程を見てもらえれば。音楽オタクが作り出したマニアックな番組」と紹介。
そして、「リハーサルスタジオ」というコンセプトのセットと生バンドをバックに、黒沢、中西、ゲストの平原が登場し、事前に決めていた曲、そしてトークの中で挙がった曲を歌唱。平原は黒沢と「10年ぶりくらい」というセッションの他、サックスも披露した。
収録を終え、黒沢は「好きなことだけやっている番組なのに、いいのかなというのが正直な感想です。番組の立ち上げから自分がイメージしたものをそのままやっているので、そういう意味での妥協とか諦めとかあまりない感じでやっているので、見てもらったら分かると思うんですけど、緩いというかね。本当にその場で決めていくような番組で、これが果たしてエンターテインメントになるかというのは、僕も含めて分からなかったんですが、客席の反応とか見ていると、これってやっぱり面白いんだ、俺たちの思っていたことは合っていたんだというのを思えたというのがすごくうれしい感じでしたね」と手応えを感じた様子。
「あとは、やっぱりセッションで歌うのが好きなので、そういうのを思いっきり振り切れる番組っていうのはうれしいもんですね。平原さんとアルノさんが、僕の想像を超えて素晴らしかったので、想像以上の良さでしたね。これはいけるぞっていうのを、収録の途中から、リハーサルから感じました。そういう確信みたいなものはありながらの収録でした」と振り返った。