二階堂ふみ「ソファに『うわー!!』ってダイブしました」
この作品のお話をいただいたとき、相手の方が韓国の俳優さんだと聞いてすごく興味が湧きました。チェ・ジョンヒョプさんの方が年齢的には一つ上のお兄さんなので頼れるところがたくさんありそうですし、撮影期間中に韓国の俳優さんがどんなふうにお芝居にアプローチするのかもお聞きしたいです。
最近周りも自分自身も人がどう思うかの感情より、文字や言葉として“出た言葉”に重きを置きがちになってしまっているな…と感じていました。そんな中、本作では登場人物が本質的に思っていることや大切にしていることがすごくピュアに描かれているので、第1話を読み終わったら「早く次が読みたい!」と夢中になりました。
今回演じる侑里は、すごく繊細だけどいい意味での太さもあり、自分のやりたいことや突き進みたいことに真っすぐに向かっていく勇気がある人だと思います。私自身も応援したくなるし、等身大な姿がすごくすてきです。
テオさんは包容力があって、ストレートな愛情表現をするタイプだと感じました。今まで日本のドラマにあまり登場しなかったキャラクターだと思うので、台本を読んでいたら照れてしまって、ソファに「うわー!!」ってダイブしました(笑)。
このドラマは素直に誰かを思ったり、大切に思うことはすごく美しいなって、ポジティブに思えるドラマだと思います。2人の等身大の姿に共感してもらえると思いますし、彼らの物語に癒やされる時間になるといいなと思います。リラックスして見ながら、ソファやベッドにダイブしてください(笑)。ぜひお楽しみに!
チェ・ジョンヒョプ「“全てが初めて”というところを見ていただきたい」
日本のドラマに出演するのは初めてですが、テオという人物に対して僕なりの解釈をして、僕の色を追加してより良いキャラクターにしていきたいと思っています。“全てが初めて”というところを見ていただきたいです。
二階堂さんはビジュアル撮影のときにリードしてくれて、緊張を解いてくださる方だなと感動しました。すごく魅力的な人だなと思いました。言葉の壁はありますが、気持ちで二階堂さんと意思疎通ができるように期待をしています。
今は、とにかく日本語を頑張って勉強しています。日本の撮影現場がどんなふうに進んでいくのか、そして二階堂さんとの化学反応も楽しみです!
テレパスの能力がない現実の世界においても、他人にいやなことを言われたくなかったり、良いことだけを聞きたいというような思いは誰しもあると思います。そういった意味で侑里に感情移入しながら見てもらえると、慰められたり癒やされたりするドラマになると思います! 気負わずに見てもらえると思うので、ぜひ見てください!