「少年ジャンプ+」(集英社)にて連載中の同名コミックをアニメ化した「SPY×FAMILY」Season 2(毎週土曜夜11:00-11:30ほか、テレビ東京系列ほか/ABEMA・ディズニープラス・Huluほかにて配信)。凄腕スパイの「黄昏」ことロイド・フォージャー(CV:江口拓也)が“仮初め”の家族を築き、任務と新生活に奮闘する痛快コメディー。11月11日に放送された「MISSION:31」は、前回に引き続き、豪華客船内で要人の護衛任務にあたるヨル・フォージャー(CV:早見沙織)らを描いた「戦慄の豪華客船」。(以下、ネタバレを含みます)
部長マシュー、ついにベールを脱ぐ
豪華客船内で、オルカ・グレッチャー(CV:遠藤綾)とその赤ん坊の護衛を務めるヨル。その初日、何事もなくディナーを終え部屋へ戻ったヨルたちだったが、その一方で、”部長”ことマシュー・マクマホン(CV:堀内賢雄)は、オルカの夫に扮したグレイ(CV:寺島惇太)を狙う敵の存在に気づく。素早い動きで殺し屋を捉えたマシューは、尋問したのち、彼を海へと投げ入れるのだった。
いよいよ動き始めた殺し屋たち。最初の見どころは、マシューの凄腕っぷりに尽きるだろう。マシューは表向きは市役所の部長だが、じつはヨルと同じく〈ガーデン〉の一員であり、つまり表と裏の両面でヨルの上司に当たる存在。それだけに、彼の実力は確かなものだった。ディナー中、警戒のあまり挙動不審になるヨルをたしなめ、殺し屋を発見すると即座に捕縛して尋問、それが終わると船から突き落とし、何食わぬ顔でグレイたちと合流するなど、その一連の動きは俊敏かつ冷徹。後衛からのサポートに徹する老兵ではなく、現役バリバリであることが証明された。
一足先に船室へ戻っていたヨルとオルカは、マシューと殺し屋の一件は知らないまま、部屋で待機していた。するとそこへ、別の殺し屋がルームサービスに扮してヨルたちの部屋をノックする。一瞬信じそうになるヨルだが、頼んだ覚えがないというオルカの言葉により、間一髪で銃撃を回避。駆けつけたマシューの援護もあり、最後にはヨルの一撃が決まって2人目の敵を倒す。こちらの偽装工作が殺し屋たちにバレていることと、さらに大勢の殺し屋たちが乗船していることを知ったヨルたちは、部屋を変えるためオルカとグレイを連れて船内を移動する。そのころデッキでは、十数人の殺し屋たちが集結し、協力関係を結ぶ話し合いが行われていた。
マシューに続き、ヨルも殺し屋としての能力を発揮。ドア越しにも関わらず、一撃で敵の頭部を貫く投げ技は相変わらず驚異の破壊力だ。さらにこのタイミングで、敵である殺し屋たちの一団が姿を見せたことにも注目。ヨルたちが〈ガーデン〉である可能性が出てきたために、本来バラバラで行動するはずだった殺し屋たちが協力し合うなど、改めて〈ガーデン〉がいかに警戒すべき組織であるかが分かる。またそれと同時に、これまでの敵とは一味違う狡猾さも感じさせる。本作がコメディドラマであることを忘れさせるほど、一気に緊張感が高まっていく展開だ。
▼ABEMAで「SPY×FAMILY」を見る
https://abema.tv/video/title/19-86
▼Disney+で「SPY×FAMILY」を見る
https://www.disneyplus.com/ja-jp/series/spyfamily
▼Huluで「SPY×FAMILY」を見る
https://www.hulu.jp/spy-family
東宝
発売日: 2023/12/20