監督は「新語製造機」
――とても楽しい撮影現場だった、と聞いたんですが、どんな感じだったんですか?
キム・ヒャンギ 撮影現場で一番のムードメーカーは監督でした。とてもエネルギッシュな方で、例えば大切なシーンを撮る時に、自らアツく演じて見せてくださったり(笑)、お昼ゴハンの後、ちょっと眠くなっちゃったな…という時も「さあ、頑張って撮ろう!」と声をかけてくださって、現場でのエネルギーを一定に保つ事ができました。オモシロエピソードがいっぱいありすぎて…(笑)。
シン・ヒョンスン 監督はワードセンスが独特なんですよ。独特すぎて、最初は何の事を言ってるのか全然わからない事も多かったんです(笑)。例えば、撮影後のチェックでモニターを見ながら、「トンカツ、トンカツ」って言ってて(笑)。
キム・ヒャンギ (笑)。そうやって新しい言葉をどんどん作るんですよ。
シン・ヒョンスン 何の事か聞いたら、モニターに映像が映ってない、って事らしくて(笑)。そのうちに僕らも慣れて、同じように使ってました。
学びの多い現場でした
――撮影を通して、ご自身の成長を感じた部分は?
キム・ヒャンギ 私は作品に出演するたびに、何か学んで成長していきたいと思ってるんです。今回、監督が、強制的ではなくそれぞれがベストを尽くせるように引き出してくれてエネルギーを与えてくれたので、自分もそうなりたいと思ったし、現場で楽しんで演じたいと思うようになりました。それと、音楽への関心が増して、前よりたくさん聴くようになったし、その歌が持つ情緒なども知りたくなって深く聴く習慣が付きました。
シン・ヒョンスン 今回、かなりタイトな日程での撮影で、スタッフ含め皆大変だったんですが、監督のおかげでずっと楽しくて明るい現場でした。おかげで僕も明るいエネルギーをたくさんもらえて、前向きな気持ちで撮影に臨む事ができて、良い現場だと自分にも良い影響がある事を学びました。そして、ヒャンギさんを始め、良い先輩方やスタッフの方と出会えて、僕自身も多くの事を学んだり考えたりする良い機会になりました。それと、ダンスの練習をしてる時に、普段からいろんな事を準備しておく姿勢を持つ事が大切だと感じました。何事も準備しておけば、必要な時にすぐ動けるでしょ?これからは、常に様々な事を準備しておこうと思います。
インタビューに答える2人は終始とても楽しそうで、コンビネーションもバッチリ。良い作品ができた事が窺えた。
『プレイ・プリ』は、Huluにて毎週土曜12:00に新エピソードが2話ずつ追加され、全8話構成。超人気アイドルとのヒミツの恋にドキドキしたり、夢に向かって頑張る姿を応援しながら、2人の成長を楽しみたい。
◆取材・文/鳥居美保
株式会社ツイン
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Twin(ツイン)
発売日: 2023/07/05