ウルフの武器はなんといっても音楽
──先ほど、スタジアムでライブをするのが今の大きな目標だと話してくださいましたが、そのために現時点で感じている課題はどんなことですか?
RYOJI 正直、課題だらけではあるのですが、まずはダンス。僕らは他の3組(今年デビューしたLDH所属のLIL LEAGUE、KID PHENOMENON、THE JET BOY BANGERZ)に比べてダンス歴が一番短いですし、自分の中でもまだまだ成長していかなきゃいけないなと思っている部分です。あとは英語力。世界中の方々に僕らの音楽を届けたいと思っているので、英語で話すだけでなく、英語で歌えるようになりたいと思っていて。今は英会話のレッスンもみんなで受けています。さらに伸ばしていきたい部分です。
──もちろん今は全世界のアーティストがライバルになるとは思いますが、やはり“NEO EXILE”と呼ばれる他の3組は意識しますか?
RYOJI そうですね。でも最近は同じイベントに出ることも少なくなってきたので、どちらかというと良き仲間という感じですかね。たまに会うとうれしいです。
HIROTO 僕はプライベートでよく他のグループのメンバーに会うのですが、そこで他のグループの話を聞くと刺激になりますし、「自分ももっと頑張らないとな」と思わせてくれる。すごくいい関係でお互いに戦っていると思います。でも僕たちはまずは日本で一番にならないといけない。LDHだけじゃなくて、他の事務所の方のアーティストもみんながライバルだと思っています。
──そんな中でWOLF HOWL HARMONYの武器は何だと思いますか?
SUZUKI ウルフの武器はなんといっても音楽です。楽曲一つとっても、しっかりこだわり抜いて作っている。そこはウルフの強みだと思っています。例えばビート1つにしても「キックはどの音を使おうか?」とか、そういう細かいところまでこだわって作っているのを僕らも知っていますし、制作の現場に僕らも行かせていただいて、ディスカッションしながら作っているんです。「この音使ってみたらどうですか?」といった意見を言うこともあります。今回の「Sugar Honey」も、初めはラップパートがなかったのですが、ラップパートも入れたいという話をして実際にできたりして。そういう音楽性の高さも、僕たちの武器としてこの先絶対になくさないようにしたいです。あとは全員マイクを持って歌うことですね。4人それぞれが個性的な声をしていますが、それが混ざり合ったときの化学反応を僕たちは大事にしていて。そこは長所であり、この先もっともっと伸ばしていきたいところでもあります。
rhythm zone
発売日: 2023/08/23