俳優の川栄李奈が11月21日、神奈川県内で行われた「ベスト スタイリング アワード 2023」授賞式に、鈴木伸之とともに出席した。
2009年よりスタートした同賞は、世界最大級の理美容室ボランタリー組織「SPC GLOBAL」がSPC GLOBALベストスタイリングアワード協議会認定で創設した名誉あるアワード。理美容に貢献し、スタイリッシュなヘアスタイル、メーク、ファッション、ライフスタイルなどで美しく輝いている人を選出し表彰する。
こだわりの前髪は「風が吹いても動きません」
数多くのドラマや舞台で俳優として活躍しつつ、自身でもヘアメークやスタイリングを担当して作品を撮影するなど、マルチな才能を発揮していることが理由で同賞を受賞した川栄は「本当にうれしいんですけど、普段メークだったりは自分でやることが多いので、こういう賞を頂けてとても光栄に思います」と受賞を喜ぶ。
この日のヘアスタイリングのポイントを聞かれると「衣装と合わせてあまり重くなりすぎず、かつ地味になりすぎないように、メークさんにお願いしてハーフアップにしてもらいました」と紹介した。
また、ヘアスタイリングのこだわりについて「私は前髪にめちゃくちゃこだわりがあって、切るのも自分でやるんですけど、セットするときにオイル、ワックス、スプレー全部使うんです(笑)。だから、ガチガチで風が吹いても動きません。前髪は毎日切っています」と告白。
今後、挑戦してみたいヘアメークについては「ピンクとは水色とか色を入れたことがないんですけど、ピンクとかやってみたいですね」とにっこり。どの辺りに色を入れたいか追求されると「今どの辺りに入れるのがはやってるんですか?」と会場にいる美容師に尋ね、“前髪”と声が飛ぶと「じゃあ前髪に(笑)。かわいらしくしたいと思います」と声を弾ませた。
さらに、今年やり残したことはあるか質問され「一つだけやり残していることがあって、美容師の皆さんは怒ると思うんですけど、自分で髪の毛を染めたんですね。美容師さんからするとそれはすごく嫌みたいで(笑)、できれば自分で染めないでくれって言われていたんですけど、(美容院に行くのが)面倒くさくなっちゃって自分で染めちゃって、その染めた部分がまだ毛先に残っていて黒いので、そこを切って、ちゃんと髪をきれいにして新年を迎えたいと思っています」と明かした。
舞台「千と千尋の神隠し」出演は「よりパワーアップできたら」
イベント後に行われた囲み取材で、今年はどんな1年だったか尋ねられると「すごく頑張りました。お仕事もそうですし、プライベートも怒涛(どとう)の1年だったんですけど、精神力を高めて頑張りました」と晴れやかな表情で語り、「来年はありがたいことに忙しくさせてもらうので、体調に気をつけながら頑張りたいと思います」とコメント。
2024年は舞台「千と千尋の神隠し」に千尋役として出演することも決まっているが「期間がちょっと長いので、一番はまず健康と体に気をつけながら頑張りたいと思います」と力を込める。
先に出演している上白石萌音、橋本環奈に加わる形になるが、プレッシャーはないか追求されると「プレッシャーはないんですけど、自分が加わったことでよりパワーアップできたらいいなと思います」と目を輝かせた。
そして、役者業と母親の両立については「今までもやっているので、そこは全然大丈夫です」と力強く語っていた。
◆取材・文=風間直人