蔵前と杏が大げんか
第7話では、蔵前がプライベートで始めたという漫談を披露するところからスタート。杏にも招待状を渡したが、杏は会場には訪れなかった。後日、杏に招待状が届かなかったかと詰め寄る蔵前。その様子は、杏に甘えているようでなんだかすごくかわいらしかった。
話数を重ねるごとに相棒として、絆を深めてきた蔵前と杏だが、今回の依頼をきっかけに大げんかをすることになってしまう。「連続ドラマの放送を止めてほしい」という依頼人・聖子のためにそれぞれがやるべきことをするために動き出す蔵前と杏。
いい雰囲気で案件を進めていたが、杏は実家でさくら(江口のりこ)と、蔵前はドラマ撮影現場で梨乃と会ったことで、少しずつ蔵前と杏の歯車がかみ合わなくなっていた。いつもであれば、杏のきつい言い方に対しても、蔵前はにこにこと対応し、けんかに発展することはなかったが、今回はそういうわけにはいかなかった。
杏が “あなたの代わりはいくらでもいる”という言葉を放ってしまい、蔵前の地雷を踏み抜いたことで、2人はかつてないほどの大げんかをすることになる。
夫婦円満の秘訣が仲直りにつながる
辻井(村川絵梨)と組むことになった蔵前は、パラリーガルとしてバリバリ仕事をこなしていく。一方で、杏のことも気になるようで、杏と組むことになった丸屋(酒向芳)や岩渕(日向亘)にアドバイスを送っていた。
杏のことが気になっているならばいつものように謝れば終わるものの、自分は悪くないと意地を張る蔵前。そんな蔵前は丸屋から悪くないと肯定され、分かってもえたうれしさで、杏への不満をもらす。本当は仲直りしたいのに素直になれない蔵前を救ったのも丸屋だった。
素直に謝ることができない杏が相手だからこそ、蔵前が折れることが夫婦円満の秘訣だと話す丸屋。「夫婦じゃないです」とにやけながら否定する蔵前に自然と笑みがこぼれた。
絆を深めた蔵前と杏がすっきり解決
互いに歩み寄ることで、なんとか仲直りをすることができた蔵前と杏。大げんかを経て、絆をより深めた2人は、力を合わせて、ドラマの放送を止めるために奮闘。その結果、無事に放送を止めることに成功した。
後日、杏から今回は多少は助かったかもしれないと言われ、蔵前はうれしそうに笑う。その様子が尊く、杏にとって蔵前が、蔵前にとって杏が、代わりのきかない存在であり続けてほしいと願った。
蔵前は、けんかをする大切さを知り、杏は素直に謝ることを学んだ。X(旧Twitter)では「面白かった」「唯一無二の相棒感がたまらない」「仲直りできてよかった」という声が上がり、「#うちの弁護士は手がかかる」がトレンド入りを果たした。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
スイッチパブリッシング
発売日: 2019/04/20