オンライン動画配信サービス「Hulu」にて、全話独占配信中のHuluプレミア「ハピネスバトル」。第9話では、ユジン(パク・ヒョジュ)の夫・ドジュン(イ・ギュハン)が意識を取り戻し、事件について語り始める。しかしその供述は、ミホを陥れるような“嘘”の内容だった――。謎が深まる第9話を考察と共に振り返る。(以下、ネタバレを含みます)
「ハピネスバトル」とは
本作は、現代の闇をテーマに“ママ友同士のSNSバトル”と“主婦の謎の死の真相”を描く韓国のサスペンススリラー。ある日、高級マンション「ハイ・プレステージ」のベランダで主婦・ユジンが遺体で発見される。そして彼女の妹・ミホは、ユジンが生前にママ友たちと「自分がいかに幸せなのか」をSNSで競い合っていたことに気づき、ユジンと彼女たちの“誰にも知られたくない秘密”も少しずつ明らかになっていく――。
主人公のチャン・ミホ役を「トッケビ~君がくれた愛しい日々~」のイエルが務め、ママ友たちのカリスマリーダー、ソン・ジョンア役をチン・ソヨンが、キュートなルックスで人気を集めるインフルエンサーのキム・ナヨン役をチャ・イェリョンが、完璧な専業主婦オ・ユジン役をパク・ヒョジュが、ワーキングマザーのファン・ジエ役をウ・ジョンウォンが演じる。
ミホは殺人教唆の疑いで事情聴取を受けることに…
第9話では、ユジンの夫・ドジュンが目を覚まして供述を始める。ドジュンによると、ユジンは妄想や思い込みが激しく、指摘するとすぐに逆上し、ネットで見つけた“夫に殺される妻の話”に影響を受けて自分も殺されると思い込むようになっていったという。財産をユジンの名義にしたことで一度は落ち着いたかに見えたが、そこへミホが現れ火をつけたというのだ。
そして、“事件当日は食事の最中に口論となったところでミホが訪ねてきた。妻とグルだったからあのタイミングで来たんだと思う。それでミホに何か言われたのか、興奮して包丁を向けてきたユジンを止めようとしたら、そのはずみで包丁はユジンの腹部に刺さってしまった”などと語るドジュン。その後、通報しようとしたドジュンを背後から刺したユジンは、ミホに電話を掛けていたとのことだった。
その供述をもとに、元々精神が不安定だったユジンに意図的に近づき、財産目当てで夫の殺害を企てたとして、ミホは殺人教唆で取り調べを受けることに。高圧的な刑事の取り調べが続く中、弁護士であるナヨンの夫・テホが現れたことで、ミホは無事に解放される。“何か知っていることはないか”と問いかけるミホに、「(事件には)関わりたくない」と告げてテホは去っていく。
その後ミホがユジンの家に帰ると、鍵の番号が変えられていて、家の中に入れなくなってしまう。子供たちもユジンの舅・ボンソクが連れて行ってしまった。仕方なく自宅に戻り、事件について調べ始めるミホ。ドジュンの病院を訪れるが面会を断られてしまう。そんな中、ミホのもとにナヨンから電話の着信が入る。そしてその隙に、ドジュンは病院をあとにするのだった――。
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