ピッパのスマホにあった「魚のタトゥー」を探し回るジェイミーたち
失踪したピッパの行方を探るジェイミーは、ダニーの部屋の中で見つけたピッパのスマホの暗証番号を解除する。失踪した日のメールでピッパが「船を降りる。口止め料を」と送っていた事実と、魚のイラストのタトゥーの写真が見つかる。
そしてジェイミーとヴィヴィアンは、写真のタトゥーがダニーのものか確認しようと死体置き場に行く。いざ確認するとダニーの身体に“魚のタトゥー”はなかったものの、胸のあたりに“大きな刺し傷”があることに気づく。“これは自殺ではない”ととっさに悟った2人に、ジェイミーの友人・コーマックは「機関室にフィリピン人の彫り師がいるが、紹介者がいないと怖くて会いに行けない」と教える。
2人はオリー(アンソニー・リックマン)に頼み、オリーは2人を機関室に連れて行く。彫り師のベビーに魚のタトゥーを見せて誰の身体か尋ねるも、ベビーは“航海士の誰か”というだけで「白人は見分けがつかないから覚えていない」と話す。
そしてダニーの葬儀の日、ソフィアがひとり劇場へ行くと何者かに襲われる。近くにいたジェイミーがとっさに助けて犯人を追いかけるが、取り逃がしてしまう。その後エレベーターの中で目出し帽を脱ぐ犯人。そこで、正体がオリーであることが判明するのだった――。
オリーによる襲撃はフィリピンマフィアの指示?
新たな展開を迎えた第2話。ソフィアを襲ったオリーは、「フィリピンマフィアは賭けの胴元や雇われ殺人をしている組織で、階級の底辺にいる者同士助け合っている」と話しており、フィリピンマフィアの事情に詳しい人物として登場している。
そして“フィリピンマフィアはパフォーマーがクルーにもドラッグを売っていることに怒っている”とソフィアが話していたことから、オリーがマフィアに指示されてソフィアを襲った可能性が考えられる。
また魚のタトゥーについては、“白人航海士の誰か”ということがわかっており、今のところサムか、抜けたがっているソフィアに「勝手は許さない」と話すビーカーのどちらかだと推測できる。いずれにせよ、ピッパがその白人航海士と何らかの関係を持っていたことが伺える。
◆文=ザテレビジョンドラマ部