コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、突如引っ越し先に現れた謎の“白いもの”との暮らしが始まる『はっぴ~オバケ2』をピックアップ。
作者の526(こじろー)さんが11月20日に本作をTwitterに投稿したところ反響を呼び、1.6万件を超える「いいね」が寄せられ話題を集めている。この記事では、作者・526さんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについてを語ってもらった。
事故物件が「大当たり物件」に…突如現れた“白いもの”に「全てに癒される」話
主人公の引っ越し先の部屋に、突如謎の白いものが現れた。白いものと挨拶を交わしたあと、その正体に考えを巡らせる主人公。家賃等が安かったことを思い出し、部屋が事故物件だと仮定する。正体はオバケだと思うが、思っていたオバケと違うためにとまどいを隠せない様子だった。「透けたりするんだろうか…」と恐る恐るほっぺをつついてみると、プニっとしており透けないことが判明。結果、疲れによる幻覚だと判断し、もう寝ることにする。引っ越したばかりで寝袋で寝ていることもあり、全然寝付けない。寝なおそうとすると、なにやらもふっとした感触があり、快適な眠りへと誘われていく…。
あまりにもかわいすぎるオバケに、「うちにも来てほしい」「このおばけください」「一緒に住んでくれ、、」と大人気。「大当たり物件!!」「俺が入る物件にもこの子いたらいいのに」と“事故物件”が逆転する状態に。オバケの優しさに癒され、羨ましさを感じる読者が続出した。
読者の癒しの存在となったかわいいオバケ 作者の526さん「それぞれの『好き』や『ささやかな幸せ』を描いていたい」
――『はっぴ~オバケ』を創作したきっかけをお教えください。
ギャップのあるキャラクターが好きなので、「怖くないオバケ」とか「歓迎してくるオバケ」がいたら面白いなと思い創作に至りました。もともと過去に投稿していた作品なのですが、私の力不足であまりたくさんの方に見ていただけず投稿をストップしていました。しかし、有り難いことに投稿をやめてからも時々「続き待ってます」のメッセージを送ってくださる方がいて、また少しずつでも再開しようと思い漫画を描いたり、オバケのイラストを描くようになりました。
――『 はっぴ~オバケ』を描くうえでキャラクターなどこだわった点があればお教えください。
やわらかそう(イメージは低反発の枕?)なイメージで描いています。読んでくださる方がぎゅっと抱きしめたくなるような存在だと嬉しいです。あとオバケは話しません。体全体で気持ちを表現させています。
――『はっぴ~オバケ』に関しまして、特にお好きな話はございますか。
出会いのシーンでクラッカー鳴らして歓迎しているところが描きたくて1話は作成いたしました。
自分の中の好きなお話がこれから増えていくと嬉しいです。
――526さんの作品では、心温まるお話や感動で涙してしまうお話が多いですが、話や登場人物はどのようなところから思いつくのでしょうか。
誰かの人生になりきるように描くことが多いです。働いている人、学生さん、どこかのおうちの犬や猫、それぞれの「好き」や「ささやかな幸せ」を描いていたいです。
――今後の展望や目標をお教えください。
オバケのソフビ(指人形みたいなもの)が作りたいです。お出かけ先に連れて行きたい願望があります。あと、今毎日投稿している「毎日オバケ」も本にまとめたいです。
――最後に作品を楽しみにしている読者やフォロワーさんへメッセージをお願いします。
いつもイラストやマンガを見ていただけて嬉しいです。皆様の作品への感想がいつも励みになっております。本当にありがとうございます。これからも優しい気持ちになれたり、少しでもクスっと笑えるようなイラストやマンガをお届けします。