JO1、夢の一つでもあったグループ初のドーム単独公演
ライブ初披露の楽曲はまだまだ続く。3RDアルバム『EQUINOX』で話題となった、JO1初のユニット曲だ。ダンスユニット曲「Itty Bitty」では川尻、白岩、川西、木全、大平、豆原の6人がキレ味抜群のダンスを。“JO1で一番ロマンティック”というボーカルユニット曲「Mad In Love」では與那城、河野、佐藤、金城、鶴房の5人が豊潤な歌声で見せていく。さらに、ライブでは楽曲の世界観をつなげるようにVCRでのストーリー仕立ての映像も映し出された。メンバーの表情や演技にも注目が集まり、改めてJO1が歌やダンスはもちろん、生粋のエンターテイナーへと成長を遂げているのだと思い知らされる。
ライブは後半に進むほどによりタフさを増し、「Algorithm」「Speed of Light」など攻めの楽曲陣で会場の熱量を高めていく。ラストは「ドームを揺らして!」と、「Tiger」で重低音がガシガシと響くなか、圧巻のパフォーマンスを見せつけ本編が終了。
アンコールでは6基の気球型バルーンに乗って会場をぐるり。スタンド席やバルコニー席にいるJAMと同じ目線で「We Good」「Touch!」を歌うも、高所恐怖症で足元がすくんでしまう與那城、余裕たっぷりで足をぶらつかせる佐藤など、メンバーの素顔もちらり。撮影可能曲ということもあり、ファンは目の前ギリギリを通っていくメンバーに声援を送る。
「憧れの舞台、とっても幸せ」「夢は叶う!」「夢はまだまだある」「JO1が絶対に幸せにします!」と、メンバー1人ずつが丁寧に、そしてありったけの思いをこめたメッセージを送る。最後はダブルアンコールも飛び出し、「みんなとの思い出は最高の宝物」と、デビュー曲「無限大」で全31曲を駆け抜け、ドーム公演初日の幕が閉じた。
(文/黒田奈保子)