映画「のだめカンタービレ 最終楽章 前編」が19日に公開初日を迎え、同日、出演者の上野樹里、玉木宏、ウエンツ瑛士、山口紗弥加、山田優、なだき武(ザ・プラン9)、チャド・マレーン、福士誠治、吉瀬美智子、竹中直人と武内英樹監督が都内で舞台あいさつを行った。
本作は二ノ宮知子原作の人気漫画を実写映画化したもの。ピアニストの“のだめ”こと野田恵(上野)と指揮者・千秋真一(玉木)の恋と成長を描くラブコメディー。フジ系で放送されたTVドラマの続編となる。後編は'10年4月17日(土)に公開される。
上野は「ずっと応援してくださったお客さんの笑顔が見れてうれしいです。初めて会うお客さんとも作品を通してつながっていた感じがすごくします」と感激した表情であいさつした。
会場から“千秋先輩”と大きな歓声が上がった玉木は「指揮は難しかったですが、指揮の先生のビデオを何度も見て練習しました。指揮の練習に入る前に、使う曲を口笛だったり鼻歌で全部歌えないと覚える作業に入れないので大変でした。もうちょっとこうしておけばよかったっていうのはまだありますね」と自身の指揮者ぶりに心残りがある様子。
上野と同じ学校でピアノを学ぶ学生・フランク役のウエンツは、玉木の格好良さにもほれたといううわさについて、「そうですよ。だからこそ、ここでは負けたくないと精いっぱい良い格好してきました」と玉木をべた褒め。
オーボエ奏者・黒木役の福士も「千秋くんは本当に指揮が完ぺきなんですよ。僕は団員で吹いているときも休んでいるときもあるんですけど、本当に吹く直前で目が合うんです」と玉木を絶賛した。
玉木のライバルとなる指揮者・ジャンの恋人役を演じた山口は「ハイヒールで走り回ってたんですけど、転んでしまって、スカートがまくれて、丸見えだったんですよ。そこに樹里ちゃんが“見ないで”って立ちはだかってくれたんです。なんて優しい子なんだろうと感動しました」と撮影時のハプニングを明かした。
玉木の師匠である指揮者シュトレーゼマンの格好のまま登場した竹中は「千秋、のっだーめちゃん、初日迎えられて、とってもうれしい。3人で抱き合いましょう」と、困惑する上野をよそに、劇中と変わらぬハイテンションで会場を盛り上げていた。
全国東宝系にて公開中