女優の大野りりあなが12月8日、都内で開催された映画「窓ぎわのトットちゃん」の初日舞台あいさつに、杏、滝沢カレン、小栗旬、役所広司、八鍬新之介監督と共に出席。黒柳徹子からの手紙に涙を流す場面があった。
7歳とは思えないあいさつに役所は「たじたじです」
黒柳徹子が自身の幼少期を描いた自伝的物語を、42年の時を経て映画化。トットちゃん役を大野、ヴァイオリン奏者としての矜持に葛藤するトットちゃんのパパ役を小栗、ママ役を杏が演じた。
大野は「すてきな舞台に立つことができて、皆さんに会うこともできてすごくうれしいです。そして、ずっと楽しみにしていたこの日がきて、本当にうれしかったです!」とあいさつ。観客に向けて「映画は感動いっぱいで楽しかったですか?」と問いかけると、会場からは拍手が沸いた。これに大野は「ありがとうございます」と感謝し、「今日はよろしくお願いいたします!」と頭を下げた。
このあいさつを聞いた役所は「主人公のりりあなちゃんは全然緊張しなくて、すばらしいスピーチをするので、大人たちはもうたじたじです…(笑)」と苦笑した。
トットちゃん役演じ「本当に幸せです」
また、同舞台あいさつでは、黒柳徹子から届いた手紙を読み上げる場面も。「大野様 トットちゃんの声をやってくださってありがとう。あなたの声のほうが本当の私よりかわいかったのね。ありがとう。あなたといろいろなお話ができてうれしかったわ。またお会いしましょうね。元気でね」と司会が代読した。
このメッセージに大野は「5歳の時から憧れだった黒柳徹子さんの声をできて本当に幸せです」と涙ながらに喜び、「私も将来徹子さんみたいに、世界を変えられるようなすてきな女優さんになりたいなって思います」と目標を口にしていた。
◆取材・文=大野代樹