星野源「お芝居はずっと苦手だった」 【SPインタビュー】
その男“訳あり”につき
いよいよ1週間後に放送が迫った主演ドラマ「プラージュ」にて、「自分史上最もだらしない役」に臨んだ星野源。いまやどんな役でもこなすイメージがあるが、じつは以前から「芝居は苦手」だったとか。この作品に辿り着くまでの道程にはいろいろと“訳”がありそうだ。
だらしない部分は僕にもいっぱいある
星野源主演『連続ドラマW プラージュ 〜訳ありばかりのシェアハウス〜』(WOWOWプライム)が、8/12土からスタートする。星野が「自分が演じる登場人物史上、もっともだらしなくて好きになれない役(笑)」と語る主人公・吉村貴生は、軽い気持ちで覚せい剤に出を出し、“前科者”になってしまった男。
「貴生は被害者ぶってるというか、子供というか。自分に責任がある部分なのに、その責任を放棄して人のせいにしてるようなところがあるんです。僕にもだらしない部分はいっぱいあるけど、大人になると出さなくなるじゃないですか。でも、貴生は全然出しちゃってるので、かなりダメな人だなっていう印象でした。前科者になってしまうことも、僕には前科がないからわからないなぁっていうのが正直なところだったんですけど、貴生も最初はわかってないんですよね。なので、あまり(役を)作らないで臨みました」
ドラマは、そんな貴生が、“訳あり”の住人ばかりが住むシェアハウス「プラージュ」で、住人たちと触れ合う中で変わっていく様をユーモラスに描く。
「自分が演じる上でも、シリアスなことをシリアスに演じることにあんまり興味がなくて。人って、しんどいときこそ明るくあろうとする気がするんです。僕自身、過去に入院したときは、病室とかでなんとか周りを笑わそうとしてたので。もし、貴生がすごく内気で、悩みを抱える青年として出てきたとしたら、演じるのは難しかったかもしれません(笑)。むしろバカだから、『コイツは最終的に愛せるかもしれない』っていう。そういう描き方は、この作品のメッセージを伝える上で面白い表現の仕方かなと思いました」
8/12土スタート
毎週土夜10.00~11.00(全5話)※第1話無料
WOWOWプライム
誉田哲也の同名小説を星野源主演で映像化。冴えない営業マン・貴生(星野)は、ある日自覚のないままに覚せい剤を打たれて前科者となり、〝訳あり〟ばかりが住むシェアハウスで暮らすことに。共演は石田ゆり子、仲里依紗、スガ シカオら。
【HP】http://www.wowow.co.jp/dramaw/plage/