12月31日(日)にABEMAにて独占無料生中継される、井岡一翔選手出場の大晦日大会「Lifetime Boxing Fights18」の東京・大田区総合体育館での開催にともない、井岡選手とTKO木下隆行との動画が、ABEMAボクシングチャンネル公式YouTubeにて公開された。
「12回目やで一翔、大晦日の試合」
今回、公開された動画では、10年前にテレビ番組で共演して以来の親友であり、井岡選手のプライベートを知る、TKO木下が、井岡選手の運転する車に乗り込み、夜のドライブ中に、「井上尚弥選手のことをどういう存在で見てるの?」など井岡選手に聞きにくいことを思いっきり聞いている。
まず、木下に「12回目やで一翔、大晦日の試合」と言われた井岡選手は、「今回、自分が望んでいた試合が、交渉が長引いて実施が無理ってなって。大晦日どうするんやってなった時に、ふつうに過ごしている自分を想像できなかった」と話し始めると、「一瞬、家族で今年はクリスマスにはどこかへ行ったりとか、早めに海外へ行ってゆっくりしようかと思ったけど、その自分が想像できなかった。やり続けるって、すごいよなって思う」と数々の偉業を達成してきた大晦日大会にて試合をする意義について答えた。
また、妻である恵美さんに試合について相談をするのかと問われると、「そこの感覚は自分をいちばん信じてる。そこについてきてほしい」と言いつつも、コロナ渦でIBFのチャンピオンとの統一戦ができなくなったことをふり返り、その時に恵美さんに言葉をかけてもらったことを話した。統一戦がなくなった時の気持ちや、それを乗り越えたことを聞いた木下も、「そこはやっぱ家族なんや」と納得の表情を見せる。
さらに、かつて対戦もうわさされたWBC、WBO世界スーパー・バンタム級王者の井上選手について、木下に「一翔は率直にどういう存在で見ているの?」と聞かれた井岡選手は、「もちろん意識はするし……」と最初は発したものの、どう回答すべきかなやんでいる様子で、「意識してるっちゃ意識してるし、意識してないっちゃ意識してない」と言葉をつむぎ、「言葉にしづらい感覚」と表現した。「公の場で聞かれても答えないし、自分と人をくらべたりとかしないけど、彼は彼でもうすごいいききってるから。どっちが上か下かはわからないけど、僕からすると彼のほうがすごい次元で戦っている。世界的にも彼のほうが評価も大きいと思うし、認知もされてると思う。自分は自分のやるべきことを、これからもまっとうしていく気持ちだけど、彼に関しては同じ日本人として“すごい”としか思わない」「はるかに俺よりすごいことしてるやん、もう。すごいよ……」と気持ちを吐露した。その井岡選手の表情を見て、木下も思わず「そんな感じ……」と声をもらす。
加えて、WBC世界スーパー・フライ級王者のファン・フランシスコ・エストラーダ選手に対する気持ちについては、今回、試合ができなかったとわかった時の心境や、エストラーダ選手との対戦を熱望する理由など、旧知の仲である木下にだからこそ話せる思いの数々を語っている。
最後に、今回の試合について「今回、負けるとか、勝つとか、それよりもそれを踏み出すか、踏み出さないか、そういう感じかな」と話す、覚悟ともとれる井岡選手の大晦日の試合を視聴することができる。
「井上尚弥って、どんな存在?」
井岡一翔に聞きづらいことどんどん聞いてみたら……!
「SANKYO presents Lifetime Boxing Fights18」
12月31日(日)昼4:30~夜10:00 ABEMAにて全試合無料、独占生中継