TVアニメ「薬屋のひとりごと」(毎週土曜深夜0:55-1:25、日本テレビ系/ABEMA・ディズニープラス・Huluほかにて配信)の第11話が12月16日に放送された。猫猫にある重大な秘密を知られてしまった阿多妃の侍女頭・風明が、これまで抱えてきた思いを打ち明ける場面で声優・日高のり子の演技に注目が集まった。(以下ネタバレを含みます)
「薬屋のひとりごと」とは
同作は、日向夏の小説を原作とする後宮謎解きエンターテインメント。小説は「ヒーロー文庫」(イマジカインフォス)より刊行中で、「ビッグガンガン」(スクウェア・エニックス)および「サンデーGX」(小学館)でのコミカライズも展開されており、シリーズ累計2400万部を突破。中世の東洋を舞台に、「毒見役」の少女・猫猫が宮中で起こるさまざまな難事件を次々に解決する姿を描く。
TVアニメは長沼範裕監督(「魔法使いの嫁」や「劇場版 弱虫ペダル(2015)」など)のもと、TOHO animation STUDIOとOLM(「オッドタクシー」や「古見さんは、コミュ症です。」など)がタッグを組みアニメーション制作を担当。CVは猫猫役を悠木碧、壬氏役を大塚剛央が務める。
里樹妃に毒を持った犯人が明らかに
後宮の書物で、阿多妃(CV:甲斐田裕子)の息子を取り上げたのが養父である羅門(CV:家中宏)だったこと、そして、その時に何があったかを知った猫猫。「薬屋のひとりごと」第11話では、一つの真相に辿り着いた猫猫が阿多妃の侍女頭・風明(CV:日高のり子)を訪ねる。
猫猫が通された風明の自室は荷物がまとめられ、随分と片付いていた。「やはり…」と猫猫は思う。それは、阿多妃が四夫人から外される代わりに、新たな妃が迎えられることを意味していた。
現帝の東宮時代に、当時唯一の妃だった阿多妃は子供を身ごもった。しかしながら、不運なことに皇弟の出産日と重なったことにより、阿多妃の出産は後回しにされたという。難産の末に無事、男児が生まれたものの、子宮を失った阿多妃。もう二度と子を産むことができない阿多妃は、皇帝と乳姉弟で幼馴染という間柄ゆえにこれまで妃の座に留まっていたが、ついに宮を去る時が来たのだった。
それもこれも、あの日阿多妃を助けられなかった羅門のせいだと風明は考えているのだろう。猫猫がその男の養女であると知った彼女の顔からいつもの穏やかさは消え去る。しかし、そんな風明にもある重大な秘密があった。
出産後、体調が芳しくない阿多妃の代わりに男児の世話をしていた風明。それはそれは大事に育て、滋養にいいとされる花の蜜も与えた。赤子には致命傷となる毒がそこに含まれていたことを風明が知ったのは、阿多妃の子が死因不明で生き絶えてから、しばらく経ってのこと。阿多妃とは嫁姑でありながら、親元から離れた幼い娘と、もう子どもを持つことのできない女性として擬似親子のような関係であった里樹妃(CV:木野日菜)から、幼い頃に蜂蜜で命を落としかけたという話を聞いたからだった。
阿多妃にそのことを知られたくない風明は、里樹妃を遠ざけるように。そのうち先帝が亡くなり、里樹妃が出家したことで心を撫で下ろした風明だったが、里樹妃は現帝の妃として後宮に舞い戻ってきた。しかも、阿多妃の立場を揺るがしかねない里樹妃の存在は風明にとって邪魔でしかない。園遊会で里樹妃に毒を持った犯人は風明だった。
▼ABEMAで「薬屋のひとりごと」を見る
https://abema.tv/video/title/19-174
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https://www.disneyplus.com/ja-jp
▼Huluで「薬屋のひとりごと」を見る
https://www.hulu.jp/the-apothecary-diaries
▼TVerで「薬屋のひとりごと」を見る
https://tver.jp/series/sr739q9u4n