意識的に女性のプロフェッショナルをチームに招集
「いちばんすきな花」では生方美久さん以外にも多くの女性スタッフが作品を支えてくれています。監督の高野舞さんや撮影監督の市橋織江さんも女性だし、スタイリストの立花文乃さんも女性。ほかにもたくさんの女性スタッフを意識的にチームに集めました。
タイトルに「花」という言葉が入っているように、色や彩りみたいなものにこだわってドラマを作っていて、例えば主人公たちが集まるリビングの照明が寒くなるにつれて温かみのあるオレンジ色になったり。そういう細かいこだわりを作品に盛り込めるのは、彼女たちのような女性のプロフェッショナルがチームにいてくれるからです。
もちろん、ドラマの中でも描いたように「女性だから花が好き」と決めつけるつもりはありません。でも、そこは踏まえた上で、女性が持っている繊細な感性を作品に漂わせたくて、僕は意識的に女性のプロフェッショナルを集めました。
――最後にドラマの最終回を楽しみにしている視聴者に向けて、見どころなどを明かしていただけないでしょうか…?
昨日の編集作業も「もうタイムリミットです」と宣告されてから、3時間かけて手直ししています。とにかくギリギリまで粘りに粘っていい作品をお届けするので、ご期待ください!
※高野舞の「高」は正しくは「はしごだか」
◆取材・文/山岸南美