田中圭と林遣都が、12月26日に都内で開催されたドラマ「おっさんずラブ-リターンズ-」(2024年1月5日[金]スタート 毎週金曜夜11:15-0:15ほか、テレビ朝日系)の前作一気見上映会に登場。共演の眞島秀和、大塚寧々、金子大地、伊藤修子、児嶋一哉(アンジャッシュ)と共に舞台あいさつを行い、ドラマへの思いなどを語った。
“初代おっさんずラブ”の続編
「おっさんずラブ」は、2016年に単発ドラマ、2018年に連続ドラマが放送され、2019年には映画化、さらに航空業界に舞台を移したパラレルワールドドラマも放送。本作は、2018年の連続ドラマの続編で、新婚生活を送る“はるたん”こと春田創一(田中)&牧凌太(林)と、彼らの新居に乱入してくる“家政夫の武蔵さん”こと黒澤武蔵(吉田鋼太郎)が、新しい“愛のカタチ”を模索していく“爆笑胸きゅんホームドラマ”となる。
「天空不動産」東京第二営業所の平社員・春田を演じる田中は、イベント前日のクリスマスにも“夫”の牧を演じる林らと撮影していたそう。その「クリスマスに2人で撮影していた」というワードを聞いただけで観客が「フー!!」と大盛り上がりしていると、田中は「皆さまの前ではっきり申し上げますが…その程度でフーフー言ってもらっちゃ困りますよ」と豪語し、さらなる大歓声が。
続けて「こっちは4年前に結婚して、4年間の時を経て、牧がシンガポールから帰ってきて、2人の新婚生活が始まるところからスタートしているわけですよ!そんなのいちいちもったい付けていたら本編見てもらえないです。ねっ!遣都」と林に同意を求めると、林は「いや、僕は一個一個のフーフーを今、かみ締めています。すっごく幸せなことだなと…」としみじみと吐露した。
また、舞台あいさつ中にはドラマ本編の冒頭シーンも初公開に。春田と牧の結婚式ということで感動のシーンになるのかと思いきや、「おっさんずラブ」らしいコメディー方面に急旋回し、観客も映像を見ながらクスクス笑ったり、声に出して笑ったり、本当に楽しそうに見入り、良いところで映像が止まると「えーーー!」と残念がるなど、数分の初公開シーンに大喜び。
林「やっぱりすごいドラマなんだな…」
映像を受け、感想を問われた林は「感動しちゃって!やっぱりすごいドラマなんだなって。声に出して一つ一つの瞬間を堪能してもらうことなんてないじゃないですか…。関係者の人まですっごい楽しそうに見てくれて…。一生公の場で泣くのとか絶対に嫌だと思っていたんですけど…」と大粒の涙をこぼすと、田中は「そういうときもあるよ。泣け泣け。良かった良かった」と慰め、観客も「おかえり!」「大好き!」「ありがとう!」「待ってたよ~!」などと、泣いてしまった林や、田中らキャスト陣に大きな拍手を送っていた。
最後に、あらためて今作について田中は「『天空不動産』のメンツが誰一人欠けることなく、新キャストを迎えて全員がパワーアップして撮影に臨んでいます。皆さんの期待には必ず応えられる作品だと思いますし、期待以上のものを返せるし、皆さんにこの『リターンズ』でより恩返しができて、もっともっと『おっさんずラブ』という世界を愛してもらえるんじゃないかなと思っています」と断言。
そして、その上で「『おっさんずラブ』ですから、またいろんなことが起きると思います。大変なことがいろいろとあると思いますし、見ている人たちを何回か裏切るかもしれません(笑)。それは分かりませんが、とにかく最高の作品を最高のみんなと一緒に最高の皆さんに届けるためにキャスト・スタッフ一同全力で頑張りますので、2024年は『おっさんずラブ』と共にハッピーな年明け、毎週ラブ&ピースを届けられるように頑張りますので、最後まで応援してください!」とファンにメッセージを送り、締めくくった。
◆取材・文・撮影=ブルータス・シーダ(STABLENT LLC)