子役の浅田芭路と永尾柚乃が12月28日、都内で行われた「スペースクラフト・エージェンシー2024年新春晴れ着撮影会」に、結城モエ、紺野彩夏、其原有沙、白河れい、新関碧、桜井凜、ジュニア部門所属の早瀬憩と共に出席。年末ということで2023年を振り返りながら、自分が成長したと思うところや新しい発見、2024年に向けての抱負などを語った。
永尾が振り袖姿を披露「“かわドキ”です!」
スペースクラフト・エージェンシーに所属している9人の俳優たちは、それぞれ艶やかな晴れ着姿で登場。“センター”に立ち、元気よく新年のあいさつを披露した永尾は、鶴の柄が特徴的な振り袖を着た感想を聞かれ「鶴とか、ピンクや白色が混ざっているのでかわいいなと。京都丸紅さんのお着物はかわいくてドキドキで“かわドキ”です!」と独特の表現でお気に入りポイントをアピールした。
2022年も晴れ着撮影会に参加した浅田も京都丸紅の着物で、永尾と同じく鶴があしらわれたデザインに。「大好きな水色の大空に大きな鶴が羽ばたいていて、梅の花もきれいに咲いているんです。春というか新年がやってきたんだなという気持ちになりました」と、ひと足早い春を感じた様子。
永尾にとって2023年はブレイクの年に。1月期連続ドラマ「ブラッシュアップライフ」(日本テレビ系)で安藤サクラ扮(ふん)する主人公・麻美の保育園時代を演じ、“チビ麻美”として注目を浴びたことにより映画やドラマ、CMに引っ張りだこに。「学校に行ったり、お仕事できたり、ホントに毎日が楽しくて。言ったことは本当になるので、ほぼほぼできましたね、はい!」と、しっかりとうれしい気持ちを語る。
一方の浅田も朝ドラ「舞いあがれ!」(2022-2023年、NHK総合ほか)での好演が話題を呼び、ドラマの舞台となった大阪・東大阪市で「舞いあがれ東大阪大使」に就任。俳優以外の仕事が増えたことに対して「大使になったことでいろんなイベントに出演してステージの上で話したり、踊ったり。初めての経験でしたけど、皆さんの力で最後までやることができました。赤羽署や千葉西警察署で一日署長として交通安全運動に参加できたことも印象に残っています」と振り返った。
浅田「目に見えない神様に感謝しながら頑張りたい」
2024年もさらなる飛躍が期待される2人。新しい年にやってみたいことを聞かれた永尾は「映画やドラマ、バラエティーのレギュラーとかをやりたいです」と意欲を見せ、それに加え「今、脚本を書いているんです。その脚本で監督さんになりたい」と“制作側”としての野望を。プライベートでは「サウナにハマっているのでフィンランドに行ってアイスサウナやケロサウナに入りたい」と、サウナの本場への思いを伝えた。
干支は「うさぎ」から「辰」へ。浅田は「龍(辰)は見た目からして少し怖いイメージがありますが、もしかしたらたくさんの人々を救ってきた神様だということもあるかもしれない」と豊かな想像力を働かせ、「そういう目に見えない神様に感謝やありがとうという気持ちを大切に、お芝居もプライベートも頑張って行こうと思います」と真っすぐな目で素直な気持ちを言葉にした。
そして“人生何周目?”と聞きたくなるような、同じ事務所の“お姉さんたち”も舌を巻くトーク力で現場を盛り上げた永尾。取材陣から憧れている人はいるかと聞かれると「皆さんホントにすてきで(お芝居も)うまいんですけど、大人になっても私は私で行きたいですかね、はい!」と回答。7歳とは思えない堂々とした受け答えで、唯一無二の俳優になると宣言した。
◆取材・文=小池貴之/衣装協力=一蔵、京都丸紅
NHK出版
発売日: 2022/09/26