12月31日に東京都庁都民広場で開催された大みそかカウントダウンイベント「HAPPY NEW YEAR TOKYO」に、小池百合子東京都知事、ピコ太郎、そしてサンリオの人気キャラクターが集結。事前応募で集まった約600人の参加者と共に、未来の東京や新年への願いを込めたランタンを打ち上げた。
ピコ太郎&サンリオキャラが集結
同イベントは、2023年を締めくくる大みそかに、東京の魅力や2024 年への期待感を共有するため、大人から子ども、外国人旅行者など多くの人が楽しむために実施。プロジェクションマッピングによる光の演出をはじめ、シンガーソングライターのピコ太郎、サンリオの人気キャラクターによるステージイベントなどで東京の魅力を発信した。
「あなたの心の東京都庁、ピコ太郎でございます」と普段のキラキラ衣装に上着を羽織り、防寒対策バッチリで登壇したピコ太郎。
約1万2000人の応募者の中から選ばれた約600人の観客を前に、「特別に“今日用のPPAP”(ペンパイナッポーアッポーペン)を作って持って参りました。もう今日終わったらやりません。リハもやってないんで歌詞間違えたらごめんなさい」と言いながら、ぶっつけ本番で“TOKYO”にかけた1日限定の「PPAP」特別バージョンを披露した。
また、ピコ太郎の他に、サンリオの人気キャラクターであるハローキティ、シナモロール、クロミ、マイメロディ、ポムポムプリンとピューロランドのお姉さんも登壇。観客に振り付けをレクチャーした後、会場中を笑顔にするようなスペシャルパフォーマンスを繰り広げた。
それぞれのパフォーマンス後には小池都知事が登場。会場を盛り上げたピコ太郎とサンリオキャラに「ピコ太郎さん、(PPAPの)ニューバージョンありがとうございました。そしてキティちゃんも皆さんもありがとうございます!」とお礼を言い、「1年を締めくくる大みそか、みんなですてきな思い出を作っていただきたいと思います。本日はありがとうございます」とあらためて集まった来場者たちに感謝を述べた。
小池都知事、東京の魅力を“PPAP風”に紹介
そんな中、ピコ太郎から「知事的に東京の魅力はどういったところにあると思いますかね?」と聞かれると、小池都知事は「ピコ太郎さん風に言うと『伝統』×『革新』ウ~!ということで」と、ピコ太郎の“PPAP風”に表現。
続けて「加えて和食だけでなく世界中のおいしいレストランが集まっている所は他にないと思います。アニメ、ポップカルチャー、最先端のテクノロジー、ショッピングも楽しんでいただいていると思います。世界を引きつける魅力にあふれる都市。新たな観光スポットもオープンして楽しみですね。同時に都会の中でホッとできる公園、自然もたっぷりということも世界の方々にPRしていきたいと思います」と、東京の魅力を都知事の目線で伝えた。
イベントの最後には、未来の東京や新年への願いを込めたランタンを夜空に打ち上げた。小池都知事は「みんな輝く あしたの東京」と願いを記載し、「みんなが輝くことは東京も輝くということで。新しい1年はみんなが輝くものにしたいなという思いでいっぱいです」と、言葉に込めた思いを明かす。
一方、ピコ太郎は「ウチューヘイワ」と願いを込め、「今後人間は宇宙にも行きます。日本人も初めて月面着陸します。そういう意味では、もう地球とか国とか市とか…もう宇宙だってことで、宇宙平和のために来年たくさん曲を準備しておりますんで、歌って踊っていきたいと思います。来年もよろしくお願いします!」と力強くアピールした。
◆取材・文・撮影=月島勝利(STABLENT LLC)