コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、極度の人見知りの主人公がいつも授業中に寝ているヒロインと友達になりたいという友達作りの難しさと、ヒロインの意外な面にドキドキするを描いた作品が尊いと話題の「となりの猫と恋知らず 1」をピックアップ。
作者のあきのこさんが2023年11月21日にX(旧 Twitter)に投稿したところ、4万4千件を超える「いいね」を獲得し、「世界で一番尊い」「単行本がもし出たらめちゃくちゃ欲しい」など多くの反響が寄せられた。本記事では、あきのこさんにインタビューを行い、創作のきっかけやこだわりについて語ってもらった。なお、本作品は『となりの猫と恋知らず』の第一話目となる。
突然、瀬野に抱きつく猫実だが…
高校1年の男子高校生である瀬野は、女子高校生の猫実と隣同士の席になった。いつも授業中寝ている猫実を先生が叱っても改善せず、瀬野に注意を促すように指示する。しかし、瀬野は極度の人見知りで、高校に入学した初日に緊張し過ぎて気分が悪くなって保健室に行くような性格だ。瀬野は、帰り道に「保護猫カフェ」近くで猫実と出会うのだが…。
「人見知り」という性格を持つ高校生が異性の相手と友達になれるかというモチーフが読者の共感を得ている。普通の高校1年生が入学した際に抱く不安感や緊張感と共に、徐々に会話ができるようになるドキドキのストーリー展開に、X(旧 Twitter)上では「最高」「尊い」「どストライク」など、多数のコメントが寄せられ、反響を呼んでいる。
作者・あきのこさんが語る創作の裏側とこだわり
――『となりの猫と恋知らず』を創作したきっかけはどのようにして生まれたのでしょうか?
以前雑誌で描かせていただいた読み切りで犬のような女の子を描いたので、じゃあ次は猫のような女の子を描いてみよう、という安直な考えから生まれました。動物が好きなので動物から物語やキャラクターを連想することが多いかもしれません。
――主人公の瀬野は極度の人見知りの一方でヒロインの猫実は授業中いつも寝ています。ユニークなキャラクターの設定はどのようにして生まれたのでしょうか?
猫実は猫のようないつも眠そうなヒロインにしようというイメージがあったので、瀬野は逆に明るく社交的なキャラクターにする予定でした。ただ、実際に描いていったところ上手くまとまらなかったので、今の内向的なキャラクターになりました。
――本作で、あきのこさんお気に入りのセリフやシーンなどがございましたら教えてください。
猫実の「猫は人間より尊い生き物だから」という台詞ですかね。彼女らしい言葉にできた気がして気に入っています。
――本作を書く上でこだわっている点がありましたら教えてください。
女の子は、とにかくかわいく描くように意識しています。ただビジュアルだけでなく、二人の関係性も好きになってもらえるようなお話にしたいと頑張っています。
――最後に、作品を楽しみにしている読者やファンの方へメッセージをお願いします。
作品をお読みいただきありがとうございます。本当に嬉しいです!今後もこの二人を見守っていただけると嬉しいです。