TVアニメ「SYNDUALITY Noir」(毎週月曜夜0:00-0:30ほか、テレ東ほか/ディズニープラスのスターで見放題独占配信)の第2クールが、1月8日にスタート。第13話「Double cast」では、ノワール/ミステル役の古賀葵の演技にSNS上では声優ファンたちが歓喜の声を上げた。(以下、ネタバレがあります)
「SYNDUALITY Noir」とは
同作は、バンダイナムコエンターテインメント、バンダイナムコフィルムワークス、BANDAI SPIRITSによる新規大型SFプロジェクト「SYNDUALITY」のアニメで、近未来を舞台にしたSFもの。
浴びれば死に至る猛毒「ブルーシスト」の雨が降り注いだ大災禍「新月の涙」によって一度は地下へと逃れた人類だったが、100年以上の時を経て、再び地上での生活を取り戻しつつあった。人類の敵「エンダーズ」の脅威がいまだ残る地上で、人々は「ネスト」と呼ばれる集落を形成し、人類双対思考型AI搭載ヒューマノイド「メイガス」と共に日々を送っていた。
西暦2242年。荒廃した地上でエネルギー資源を採掘する冒険者「ドリフター」になることを夢見る青年・カナタ(CV:大塚剛央)はある日、すご腕のドリフター・トキオ(CV:小林裕介)と一緒に廃墟となったミュージアムを捜索中、記憶を失ったメイガス・ノワール(CV:古賀)を発見する。ノワールは日常生活に必要なスキルが欠如しているポンコツメイガスだったが、エンダーズとの戦闘では抜群の能力を発揮。カナタはノワールをパートナーとして迎え、ドリフターとしての道を歩み始める、というストーリーで、第1クールが2023年7月期に放送された。
ミステルはノワールに戻るのか?
その続きとなる第2クール初回の第13話では、シルヴァーストームとの激戦から数日後、ミステル(CV:古賀)と名乗るメイガスに変貌を遂げてしまったノワールは、いまだ元に戻っていなかった。カナタは20年前の記憶しかないミステルから「ヘッポコ」呼ばわりされるなどキツい言葉を浴びせられながらもミステルに寄り添い、暗中模索してノワールが目を覚ますきっかけを探すことに。ミステルに今の世の中の人々とメイガスとの関係を見せることとノワールの記憶を刺激するため、ノワールとの思い出の場所を巡る。
平和ボケしている人々に悪態をつきながらも、共栄している人とメイガスの姿に感銘を受けるミステルは、思い出の場所を巡りながらカナタが常に自分に寄り添ってくれていたことに気付く。すると、なぜか突然ノワールに戻る。戸惑いながらも久々のノワールとの再会に喜ぶカナタは、ミステルがいなくなったことに一抹の寂しさを感じながら、夢の楽園「イストワール」というワードを口にする。しかし、その瞬間、再びノワールはミステルになってしまう…。
そんなノワールとミステルを器用に演じ分ける古賀は、アニメ「かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~」(2019年ほか、TOKYO MXほか)に四宮かぐや役で主演したことで脚光を浴び、一躍人気声優の仲間入り。かぐや役での“上から目線”のせりふ回しはファンも多く、今回演じるノワールがミステルというノワールと真逆の高圧的なキャラクターに変貌したことで、いわば古賀の“真骨頂”がさく裂している格好だ。
カナタを罵倒しながらもどこか愛情が感じられる上から目線のせりふ回しに、SNSでは「流石の古賀葵」「古賀葵みが増してて良い」「こういう展開を見越しての起用か!」など歓喜のコメントが相次ぎ、さらに「2人を演じ分けるのはすごい」「古賀葵っていろんな声出せるんだね」「ノワールもミステルも使いこなす古賀葵さんの演技力はすごかったです」「シームレスな演じ分けが素晴らしすぎる」などと、古賀の演技力そのものを絶賛する声が寄せられている。
◆文=原田健
https://www.disneyplus.com/ja-jp/series/synduality-noir
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