<青の祓魔師 島根啓明結社篇>7年ぶりの燐や雪男ら全員登場で胸アツMAX…さらにまさかの子猫丸無双に思わずキュン
悪魔の血を引く少年・奥村燐(CV:岡本信彦)が、父親である魔神(サタン)を倒すために最強の“祓魔師(エクソシスト)”を目指す『青の祓魔師』のTVアニメ第3シーズン『島根啓明結社篇』(毎週土曜深夜24:30-25:00、TOKYO MXほか/同日夜25:00よりU-NEXT・Huluほかにて配信)。悪魔とのド派手なバトルが見どころのダークファンタジーながら、家族や友達との絆、葛藤や成長、青春コメディまで、少年漫画の醍醐味がギュッと詰まった大人気シリーズだ。1月6日に放送された第1話は、学園内にはびこる悪魔と戦う特別課外授業を描いた「ざわめく世界」。(以下、ネタバレを含みます)
信頼できる仲間を得た燐の屈託のない笑顔が最高
夏休みが終わり、2学期が始まった正十字学園。燐はふとしたことから悪魔が見えることに苦しむクラスメイト・醐醍院誠(CV:土岐隼一)の相談に乗ることに。「祓魔塾」の仲間たちに悪魔を見えなくする方法を聞いてみるも、なかなか有用な情報は得られない。一方で、燐の双子の弟・雪男(CV:福山潤)は、騎士團への悩み相談が増えていて、その対応に忙しそうだ。その夜、燐は学園の理事長であるメフィスト・フェレス(CV:神谷浩史)からの晩餐の誘いを受け、そこで燐はメフィストの正体が「時の王」サマエル、つまり悪魔であることを知らされる。思わず逆上して刀で斬りかかる燐だが、メフィストはそんな燐をなんなく手玉に取って圧倒。自分は人間の敵ではないと念を押しつつ、燐にもっと強くなるようにと促す。さらにメフィストは「悪魔が見えなくなる目薬」をちらつかせ、欲しいなら課題をクリアするように言い放つのだった。
序盤は塾生メンバーに雪男、霧隠シュラ(CV:佐藤利奈)、メフィストなど、シリーズでおなじみのキャラクターたちが一斉に登場。約7年ぶりの動く”青エク”キャラたちに心が高鳴るとともに、燐がメフィストから手紙をもらうシーンなどは相変わらず振り切ったギャグ描写で、どこか懐かしさも感じる。一方で、醐醍院に迫る悪魔のビジュアルなどはテクスチャもかなり凝っていて、細かいところに新鮮さを感じるのが面白い。
燐たち塾生メンバーに、メフィストからの「特別課外授業」が実施される。今回の祓魔(悪魔を祓うこと)対象は「家族の肖像」。手っ取り早く斬ってしまえばいいと考えた燐は、「降魔剣」でターゲットである女性の肖像画を真っ二つにするも、逆に恐怖の幻覚を見せられてしまう。燐は三輪子猫丸(CV:梶裕貴)の助けで正気に戻ると、子猫丸はみんなに肖像画の正体が「擬態霊(シェイプシフター)」であることを伝える。子猫丸だけは、万が一に備えてメガネを外していたために術中に落ちなかったのだ。続けて子猫丸は、塾生メンバーそれぞれの弱点を挙げながらみんなのことを叱咤し、作戦の指揮を執ることになる。そんな子猫丸が立てた作戦は、精神覚醒のまじないをかけた術士である勝呂竜士(CV:中井和哉)をみんなで守りつつ、神木出雲(CV:喜多村英梨)の使い魔による攻撃「たまゆらの祓い」で祓魔するというもの。ところが擬態霊は攻撃されてもすぐに元の姿に戻ってしまい、ダメージが見受けられない。焦る燐たちだが、子猫丸はメフィストが口にした「一揃い」という言葉をヒントに、同じ額縁の肖像画4枚を同時に攻撃する案を思いつき、見事に祓魔に成功するのだった。
子猫丸が塾生メンバーの参謀として覚醒。第1シーズンの林間合宿でのテストでも、とっさの機転で見事な作戦を立案したことがあったが、今回はそれがよりハッキリと示された形だ。勝呂と同じ詠唱で悪魔を祓うスタイルでありながら、今まで勝呂より目立った活躍はなかったが、子猫丸なりにみんなに貢献できる道を模索したのかもしれないと思うと、なんとも感慨深い。なにより、メガネを外した子猫丸がかなりのイケメンで、これには思わず惚れてしまったファンも多いのではないだろうか? また、一度立てた作戦がうまくいかなくとも、即座に次のアイデアを考えて実行に移す柔軟な思考も持ち合わせているなど、その有能っぷりを遺憾無く発揮した。これまでは大人しくて弱気な一面が目立っていただけに、その成長具合には驚きを隠せない。文句なしの第1話MVPをかっさらったと言えよう。
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