俳優の山下幸輝が、臼田あさ美主演の木曜ドラマ23「夫婦の秘密」(毎週木曜夜11:00-11:54、BS-TBS/TVer、Netflixにて配信)に出演中。同作で山下は、翠(剛力彩芽)がオーナーを務めるカフェ「ルルド」で働く無口なバリスタ・小野寺真白を演じている。このたび、WEBザテレビジョンでは2022年に「君の花になる」(TBS系)で連ドラデビュー以降、活躍の幅を広げる山下にインタビューを実施。ドラマの見どころや共演者とのエピソードを語ってくれた他、連ドラ4本に加え、映画「TOKYO, I LOVE YOU」(2023年)で主演も経験した、躍進の年ともいえる2023年について振り返ってもらった。(※取材は12月下旬に実施)
登場人物全員が裏の顔を持つ”愛憎・闇堕ち“ミステリー
同作は、「サワコ~それは果てなき復讐」(2022年、BS-TBS)を手掛けた武井彩、蓼内健太によるオリジナル脚本。花屋を営む夫婦と近所でカフェを営む女店主、彼らを取り巻く人たちの一見、幸せそうな日常とは裏腹にダークサイドを描く、登場人物全員が裏の顔を持つ欺瞞(ぎまん)に満ちた”愛憎・闇堕ち“ミステリー。
本当の自分を隠して作りあげた偽りの幸せ、1通の手紙をきっかけに裂けていく夫婦、友人の絆。次々と明らかになる秘密と裏の顔を予想のつかない展開で描く。一緒に暮らしている夫や妻が、あなたの知っている人物ではなかったら、周囲にいる友人が、あなたを陥れようとしていたら…疑惑は嫉妬や執着を生み、やがて裏切りや復讐に発展していく。
真白は挑戦の役「一番何を考えているのか分からない」
――山下さんが演じる小野寺真白はどういう人物ですか?
無口でミステリアスで、登場人物の中で一番何を考えているのか分からない人です。でも、時々見せる目や表情でなんとなく何を考えているのか伝わってくるというか。視聴者の方にはそういった部分で感じ取っていただければと思います。
監督からは「話している時は無愛想で淡々としていいよ」と言われていたのですが、せりふのない時は「目だよ」と指示があったので、特に意識しながら演じました。
――キャスト同士で誰が一番サイコパスかという話になった際、真白という意見が多かったと聞きました。
そうですね(笑)。人が思いつかないようなことを普通に言いますし、やる人なので。でも、それには理由があるんです。ちゃんと明かされますので、楽しみにしていてください。
――今回のような役を演じるのは初めてですか?
初めてです、自分の中で今回の役は挑戦でした。実は真白くんは25歳なので実年齢よりも上なので、落ち着いたしゃべり方を意識しました。