ジヌに刺身包丁を売った人物の正体が判明するも…
ジンソンとヨンジュが途方に暮れる中、ジヌが刺身包丁を購入したネットカフェ会員の「レモンツリー」の口座名義が、ミンギュの歯科医院で働く歯科助手イ・ソンヨンの姉イ・ミジンのものであることが判明する。“ソンヨンが関係している”と踏んだジンソンは早速ソンヨンの自宅を訪ねると、部屋の中から足首の写真やケタミン、そして刺身包丁が見つかり、ヨンウンは公開捜査に切り替える。しかしまったく予想だにしていない犯人の浮上に、ヨンジュは「ミンギュは私が固執してただけ?」といまいち腑に落ちない様子。
その後あるホテルでのソンヨンの目撃情報が入り、ジンソンらが現場に乗り込むと、ホテルの部屋には遺書があり、ソンヨンはすでに死亡していた。3つの連続殺人事件はこれで解決し、ジンソンは表彰を受けそれぞれ昇進。ジンソンはソチュ警察署の所属となった。しかし突然の事件解決に、どこか釈然としない様子のヨンウン…。
その夜、ヨンウンはジョンスクから“検事を辞めてアメリカに行き、MBAを取得して病院の経営に携わってほしい”と頼まれる。当然ヨンウンは断るのだが、「家族の未来が懸かってる」と食い下がってくる。さらにジョンスクは、ヨンウンが最近不整脈が多発していることから心不全になる可能性が高く、1年以内に手術が必要だと担当医から聞かされていた。これを聞きジョンスクは「延命プログラムを始める」と宣言する――。
その頃ウジンには台風が近づいていた。ジンソンの昇進祝いもかねてヨンジュたちとの食事を用意するジヌだったが、食材を獲りに海に出ると急に何者かに襲われてしまう。
終始挙動不審だったチュ医師が怪しい…?
第3話のラストで、カラオケに居たチュ・ヨンチュン医師(キム・ヒョンムク)に“水刺し身が食べたい”と言われ海に行った際に襲われたジヌ。ドクター・チュはその際カラオケからジヌのもとに帰ろうとするヨンヒを止めていたりと終始挙動不審で、ジヌを犯人以外の誰にも会わせないよう仕向けているようにも伺えた。
また、これまで一度も捜査線に登場しなかったソンヨンという人物が、犯人となり得るすべての証拠を所持していた部分も、ヨンウンやヨンジュが覚える違和感と似たものを感じる。もしかすると何者かがソンヨンにすべての罪をなすりつけ、その真相を闇に葬り去るために彼を殺したのではないだろうか。
実際に作中では、ソンヨンをホテルで見つけ、メッセージで通報した人物が描かれており、検察や警察に対してソンヨンに濡れ衣を着せようとしているようにも捉えられる。一旦は解決したように思える事件だが、真実は別に存在する気がしてならない。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
TCエンタテインメント
発売日: 2022/07/05
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