ジンソンとユク刑事が“ギヨンの自宅”へ潜入を試みる
その後、ヨンウンはジンソン、ヨンジュ、ユク刑事を夕食に招き、3人に対して“例の事件”に対する個人的な捜査を呼びかける。ヨンウンが自分たちを守るために“表向き”にチームの解散をのんだことを知り、ジンソンは張り切ってミンギュの見張りをすることに。
一方ギヨンは、捜査チームの検事らが懲戒処分となった記事を見てほくそ笑んでいた。チンジンメディカルセンターのチョン企画チーム長は、そんなギヨンを呼び止め、病院に関する信ぴょう性の低い記事を書いたギヨンに対し、“恩を仇で返すな”と忠告をするのだった。
翌日、ジンソンはウジン警察署の同僚と再会して食事に行く。そこで同僚から、「ジヌの事件当日、ウジンに有名な釣りブロガーが訪れていて、彼のブログにアップされた写真にギヨンが映りこんでいた」と聞かされる。
さらに調べていくと、ギヨンの自宅には10年間一度も来客がないことも分かった。ジンソンたちはギヨンの自宅に事件の鍵が隠されていると踏み、どうにか潜入できないかと考える。すると、ギヨンと親しいヒジュが「以前の埋め合わせをしたい」と切り出し、ジンソンらに協力することに。その作戦は、“ヒジュがギヨンを誘い出しクラブで時間を稼ぐ間、ジンソンとユク刑事がギヨンの自宅に潜入する”というものだった。
そして作戦を実行し、ヒジュは必死に時間を稼ぐのだが、何かに勘付いたギヨンがスマホをチェックすると、自宅に忍ばせた監視カメラの映像にジンソンの姿が映っていることを確認する。そんな中、ジンソンがギヨンの部屋に入ると、使われている家具やその配置、小物類まで、すべて“ヨンウンの部屋”と同じだったため、ジンソンは目の前の光景に思わず驚愕するのだった――。
ギヨンが事件の真犯人なのか…?
前話まではミンギュが最も怪しい人物として描かれていた本作だが、ここへ来てギヨンの異常なほどの“ヨンウンへの執着”が垣間見えた。使用する香水が同じであるくらいなら“仲の良い幼馴染”とも解釈できるが、部屋のインテリアも同じとなれば恐怖を感じるほどだ。仮にギヨンが真犯人だとすれば、その動機はヨンウンへの劣等感から、“ヨンウンの検事としての評判を下げて陥れたい…”といったところだろうか。ギヨンは幼い頃から何かと優秀なヨンウンと比較されるたびに激しい劣等感を抱いており、いつしかそれが激しい“恨み”へと変化していったのかもしれない。
ちなみに、第6話ではヨンウンがギヨンとの関係性について言及する場面も描かれていた。ギヨンは幼い頃母親に放置され、中学生くらいからヨンウン一家に支援されていたようだ。そのためか、兄弟同然に育ってきたギヨンについて、ヨンウンは「人を殺すような人間じゃない」と、ギヨンの事件への直接の関与は否定したい様子だった。
果たして、ギヨンは真犯人なのだろうか。またミンギュとはどのように知り合い、事件に関係することとなったのだろうか。次話以降でギヨンに関する秘密が明かされることを期待したい。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
TCエンタテインメント
発売日: 2022/07/05
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