指原莉乃がプロデュースする女性アイドルグループ≠ME。2023年12月20日に発売された8thシングル「アンチコンフィチュール」のMVはYouTubeのNOT EQUAL ME ノットイコールミー 公式チャンネルで過去最高の再生回数を記録。3月20日(水)には1stアルバムの発売が決定していて、勢いの波に乗っている。WEBザテレビジョンではメンバーの蟹沢萌子、櫻井もも、鈴木瞳美、冨田菜々風にインタビューを実施。彼女たちに2023年の振り返りを聞くと「今まで活動してきた中で一番一瞬に感じました」「ホップ・ステップ・ジャンプで言うとジャンプできた年」と充実したことを明かし、ジャンプの年を終えた2024年をどのような年にしたいか尋ねると「フライ?(笑)飛行機でたくさんの地域に飛んだり、ライブの演出で飛んでみたりもしたいです!」と新たに挑戦したいことなども語ってくれた。
640万回以上の再生数を誇る8thシングル『アンチコンフィチュール』
――始めに、MVが640万回越えの再生数となっている、8thシングル『アンチコンフィチュール』を聞いた時の率直な感想を教えてください。
鈴木瞳美:前作のかわいらしい曲からの振り幅に驚きました。非常にかっこいい楽曲になっていたので、MVや振り付けでどのように“かっこいい”を表現するのか楽しみでした。また、歌詞もまっすぐな思いが込められていたので、個人的にも大好きな楽曲になりました。
冨田菜々風:かっこいいしクールな感じですが、静かな中に芯がある歌詞とメロディーだと思いました。なので、制作がどんな感じになって進んでいくのか、完成したらどんな作品になるのか、すごく楽しみでした。
蟹沢萌子:12月発売ということで2023年最後のシングルになるんだなと思いました。昨年4月に『天使は何処へ』でかっこいい私達をお見せして、次作の『想わせぶりっこ』ではかわいい私達をお見せしてから、今回の『アンチコンフィチュール』だったので、甘さと苦さが混ざった今、この曲をいただいたことにきっと意味があるんだろうなと思いながら、みんなで頑張ろうと気合が入りました。
櫻井もも:7th『想わせぶりっこ』がとてもかわいらしい曲だったので、また一変したかっこいい楽曲に挑戦できることが嬉しかったです。6th『天使は何処へ』の曲調や振り付けがかっこよく、ダンス練習を楽しんだ記憶があったので、今回もまたかっこいいダンスができるのか楽しみでいっぱいでした。
――特に印象に残った歌詞などはありましたか?
蟹沢:この楽曲の世界観は、楽曲の主人公“私”がいろいろな葛藤を乗り越えたり、心の動きが見えるので、ラストサビの「君だって本当は戦えて 君だけの正義があるから」と後に“君”へ向けてのメッセージを歌っているところが、聴いているファンにも、まっすぐに届けられるのではと思ったのでとても気に入っています。
鈴木:私自身が普段から結構甘めな雰囲気のことが多いので、「甘いだけが私じゃない」という歌詞は、「ぱっと見ただけでは、わからない所もあるんだよ。私は甘いだけじゃないんだよ!」という気持ちを実際に歌に乗せて歌えるので、個人的に好きです。
櫻井:私は「自分のその先信じろ」「未来は変えられる」といった、自分の中の固定概念や、人から見られている中の固定概念を、歌詞全体を通して、未来に向かって殻を破る感じがとても共感できました。
冨田:最後の「泣いてるだけの君はいない」が、この曲を通して全部聞き終わったときに、楽曲の主人公の力強い成長が描かれているのかなと感じました。私自身もこの楽曲を聴いて、強い自分になれているという感覚があったので、聴いてくださる方にも楽曲についていろいろ考えていただけたら、より響くものがあると思います。
激しいダンスに苦労「メンバーに1人ずつに先生がついてくれました」
――現在640万回以上再生されているMVの見どころも教えてください。
櫻井:メンバーが1人ずつライティングされたボックスに入って踊るシーンがありました。撮影は緊張したのですが、振付師のRuu先生も見ていらっしゃる中で、「ここは少しかっこいいところを見せたいな」と思いノリノリでキメることができたので是非見て欲しいです。
鈴木:私もそのボックスのシーンが気に入っています。甘さを表現したピンクのライトと苦さを表現したかっこいいシーンと2パターン撮影したのですが、甘さを表現したときはかっこよさがありながらも少し甘さを表情で表現したいなと思って頑張ってみたので見た人に伝わったら嬉しいです。
冨田:MVでは甘さと苦さの二面性を表現したシーンがたくさんありますが、場面が変わる時の赤いライトでパッとメンバーのシルエットが映るところが個人的に気に入っています。甘さと苦さだけではなく、もう一つの本当の自分の眠っている部分が、あらわされていると感じていて、シルエットしか写らないですが表情やダンスもより力が入りました。
蟹沢:今回のMVでは、リップシーンがいつもと雰囲気が違ったり、ダンスシーンを2パターン撮ったり、私たちにとっても初めての試みが多かったです。中でも、みんなで曲に合わせて、ポーズをとることが、今までのMVではあまりなかったので、撮影している時から、ファンの皆さんに新しい≠MEが見せられるのではないかと私達もわくわくしていました。
――MVではかなり激しいダンスを披露されていました。振り入れは大変でしたか?
冨田:手の動きなどが、今までで一番繊細で振り数もかなり多かったです。メンバーそれぞれの動きもかなり違った振りが多かったので、メンバーに1人ずつに先生がついてくれました。
蟹沢:動きを止める時も、ピタッと止めるだけではなく、動きのある止め方も求められたりしました。止める動きは、少しでもずれてしまうと一体感が生まれないので、みんなの呼吸が揃わないと表現できない振り付けに苦労しました。
櫻井:フォーメーションの移動が激しくて、細かい立ち位置がメンバーごとに決まっていたので、いつも以上に自分たちのポジションの位置を細かく確認していました。