40歳過ぎの中年男性が警官に転職…実在の人物をモデルに、最年長の新人警官が奮闘する<ザ・ルーキー>
ネイサン・フィリオン演じる中年男性が銀行強盗に遭遇したことをきっかけに、警官への転職を決心し、ロサンゼルス市警で最年長の新人警官として奮闘する姿を描くヒューマン・クライムドラマ「ザ・ルーキー」。オンライン動画配信サービス「Hulu」ではシーズン1~3を配信中。そんな本作のストーリーや見どころなどを深掘りする。
40歳を過ぎた中年男性が新人警官として大奮闘
息子が独り立ちし、妻とは離婚、人生の岐路に立たされていたジョン・ノーラン(ネイサン・フィリオン)は、ある日銀行強盗に遭遇してしまい、警官に助けられる。その出来事をきっかけにジョンは警官への転職を決意。そして、40歳まで生まれ育った小さな田舎町を離れ、大都会ロサンゼルスで最年長ながらも“新人警官”として奮闘していく――というストーリーだ。
なんとも波乱に満ちた物語なのだが、実はジョンという人物は、ロサンゼルス市警に勤務する実在の人物がモデルとなっている。モデルとなったウィリアム・ノークロス氏は本作のエグゼクティブ・プロデューサーを務めており、まっすぐ夢に向かって突き進むジョンの姿は、実話に基づいて描かれている。ネット上では「新人の大変さ、警官の大変さが分かる」「巡査の仕事がよく分かって面白い」「新米で頑張ってる姿に尊敬」など、驚きや応援の声が寄せられていた。
ノークロス氏とともにエグゼクティブ・プロデューサーを務めるのは、「クリミナル・マインド/FBI vs. 異常犯罪」のマーク・ゴードンと、「ザ・ルーキー」で主演を務めるネイサン。また「キャッスル/ミステリー作家のNY事件簿」でショーランナーを務め、本作で脚本、制作総指揮、エグゼクティブ・プロデューサーを務めるアレクシー・ホーリーは、ネイサンと2度目のタッグを組むこととなる。
ボディカメラによる警官目線の臨場感あふれるアクションシーンが話題に
ストーリーもさることながら、個性的なキャラクターにも注目が集まる本作。同僚の新人警官に加え、「ナイト・オブ・キリング 失われた記憶」でウィギンズ役を演じたアフトン・ウィリアムソンが最年少熱血指導官・タリアを熱演。また、「SUPER8/スーパーエイト」や「アメリカン・ホラー・ストーリー:ホテル」など、数々の映画やドラマに出演するリチャード・T・ジョーンズが巡査部長・グレイを演じるなど、名バイプレーヤーによる癖の強いキャラクターが集結している。
また、本作では、実際にアメリカの警察で採用している、警官の胸に取り付けるタイプの「ボディカメラ」や、実際のパトカーと同位置に取り付けられた「車載カメラ」によって撮影された映像も使用している。警官目線での臨場感あふれるアクションシーンには多くの視聴者が引き込まれ、「途中で差し込まれるボディカメラの映像がめちゃめちゃ臨場感を出してる」「ボディカメラの映像は新鮮」といったコメントが寄せられている。
シーズン1で、警官への転職を決心した主人公のジョンは、ポリスアカデミーを無事卒業し、晴れてロサンゼルス市警の新人巡査となる。セラピストの両親に育てられ、ガッツがある20代のルーシー・チェン(メリッサ・オニール)や、父親が内務監査室の警視である二世警官ジャクソン・ウエスト(タイタス・メイキン)ら同期とともに、指導巡査とコンビを組み、警官の心構えやストリートの掟を学びながら、ジョンはさまざまな事件・トラブルの対応に挑んでいく。体力では若手に劣るが、情熱と人生経験で異色のルーキー警官へと成長していくのだった――。