4月期の日曜劇場にて、長谷川博己主演の「アンチヒーロー」(毎週日曜夜9:00-9:54、TBS系)が放送されることが決定した。長谷川は同作で主人公の“アンチ”な弁護士を演じる。長谷川が日曜劇場へ出演するのは、2017年放送の「小さな巨人」で主演を務めて以来7年ぶりとなる。
「殺人犯をも無罪にしてしまう」“アンチ”な弁護士
日本の刑事裁判での有罪率は99.9%と言われている。長谷川演じる弁護士は、残り0.1%に隠された「無罪の証拠」を探し依頼人を救う救世主のような人間ではない。たとえ、犯罪者である証拠が100%そろっていても無罪を勝ち取る、「殺人犯をも無罪にしてしまう」“アンチ”な弁護士。ヒーローとは言い難い、限りなくダークで危険な人物だ。
同ドラマは「弁護士ドラマ」という枠組みを超え、長谷川演じるアンチヒーローを通して、視聴者に「正義とは果たして何なのか?」「世の中の悪とされていることは本当に悪いことなのか?」を問い掛ける。
また、同ドラマでは、スピーディーな展開で次々に常識が覆されていく。日常のほんの少しのきっかけ、例えば「電車に一本乗り遅れてしまった」「朝忘れ物をして取りに帰った」、たったそれだけのことで、正義と悪が入れ替わり、善人が悪人になってしまう。まさにバタフライエフェクトのような、逆転パラドックスエンターテインメントとなっている。