声優の保志総一朗、田中理恵、下野紘が2月4日、都内で行われた「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」ラクス・クライン生誕記念舞台あいさつに出席。田中が福田己津央監督からの手紙に涙を流す場面があった。
ラクスの誕生日をお祝い
2002年10月より全50話で放送されたTVアニメ「機動戦士ガンダムSEED」。21世紀最初のガンダムシリーズとして始まり、これまでのファン層に加え多くの女性層を獲得し、新世代のガンダムシリーズとして一世を風靡した。
その後2004年10月から続編となるTVアニメ「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」が放送開始するとさらなる話題性を獲得。そして約20年の年月を経て、「SEEDシリーズ」完全新作の「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」が全国公開中だ。
今回は劇中キャラクター、ラクスの誕生日を祝して、キラ・ヤマト役の保志、ラクス役の田中、オルフェ・ラム・タオ役の下野が登壇。明日はラクスの誕生日ということで、会場から「おめでとう」と祝福されると、田中は「ありがとうございます」と笑顔を見せながら自身も「ラクスおめでとう」とラクスを祝った。
田中理恵、福田己津央監督の手紙に涙
イベントではサプライズで福田監督から田中へ手紙が贈られた。「ガンダムSEED放映から20年以上、ラクス・クラインを演じてくれてありがとう。理恵ちゃんの声と芝居はキャラクターに深みと感情の豊かさを与えてくれて、ラクスがファンの人たちにとっても特別なキャラクターになったと思います」とMCが代読を始めると、田中は序盤から涙を流した。
手紙では「透き通るような歌声は、今回は披露することはできなかったですが、ラクスというキャラクターの思いを伝えてくれる素晴らしいものでした。理恵ちゃんの熱意と才能によって、ラクスが生き生きと画面の中で動き、ファンの共感を呼び起こしてくれました」という言葉や、20年前のラクスとしての初めてのアフレコの話、2016年に亡くなった脚本家・両澤千晶さんの話など、監督の熱い言葉がつづられていた。田中は大粒の涙をいくつも流し、何度も涙をぬぐっていた。
その後、監督がサプライズ登壇し、田中へ花束をプレゼント。田中は「感動しすぎて…まさかお手紙を頂けると思っていなかったので、涙腺が崩壊してしまって。こみ上げるものがたくさんあって」と照れ笑い。「両澤さんのこともアフレコのときに思いました。本当にしっかりやろう、悔いの残らないようにと思いました」と振り返った。
◆取材・文=山田果奈映
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