俳優の堺雅人が2月5日、都内で行われた映画「FLY!/フライ!」(3月15日[金]より全国公開)の日本語吹替版キャスト報告会に麻生久美子、ヒコロヒー、池村碧彩、羽佐間道夫、関智一と共に出席。カモ役を演じる上でカモ料理を食べないようにしようと思っていたことを明かした。
同作は「ミニオンズ」「怪盗グルー」シリーズを手掛けたイルミネーションの最新作「SING/シング」以来7年ぶりの完全オリジナルストーリーとなる同作は、渡り鳥なのに1度も移動をしたことがないカモの一家の初めての大移動を描いた心温まる物語だ。
堺雅人、カモ役でカモ料理を避ける
堺が演じたのは、とても家族思いだけどちょっと神経質な父親・マック。同作に参加したきっかけを堺は「そりゃあカモ役だからですよ! カモなんてなかなかできないですからね」と明かし「うれしかったです」とほほ笑んだ。
演じた感想を聞かれると、堺は「よくわからないね、カモは」と口にし「渡り鳥がなぜ渡るのかっていうのも定説がないようで。いろいろ調べたんだけど結局わからない。なぜ渡るかもわからない。謎だらけでした、この役」と告白。「でもとっても楽しかったです。まさか自分がカモになれるとはねぇ…」と喜びをかみしめた。
堺はなるべくカモを食べないようにしようと思っていたと打ち明け「でも意識すればするほどカモ料理が目に入っちゃって。4回くらい食べちゃったかな、収録中に」と回顧。「ダメだ! と思えば思うほど気になってしまって。結構食べたな。本当にすみませんでした」と振り返った。一方、麻生は「全然気にしなかったです、すみません(笑)」と笑い「おいしいカモ南蛮とか大好きなので」と明かした。
堺雅人の人生の中で成長したタイミング
同作にちなみ、人生の中で成長したタイミングについて堺は「それぞれの作品で新しい経験をさせてもらっているので。それがなかったら本当になるべく挑戦をせず、平穏無事に現状維持でやっていくタイプ」と自身を分析。「作品でいろんなところに無理やり連れて行かれるおかげで成長させていただいているなという感じかもしれません」と語った。
イベント終盤にはキャスト陣の前に「FLY!/フライ!」オリジナル“特大”チョコレートケーキが登場。堺たちは口々に「すごい!」「かわいい」など感想を口にし、顔をほころばせた。
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