福原遥と水上恒司が、2月5日に都内で開催されたW主演映画「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」祝大ヒット!追い花御礼舞台あいさつに登場。共演の伊藤健太郎、出口夏希と共に演じた役柄との共通点などを語った。
「とにかく泣ける」ベストセラー小説が原作
同作は、SNSを中心に「とにかく泣ける」と話題になった汐見夏衛のベストセラー小説が原作。現代の女子高校生・百合(福原)が1945年の日本にタイムスリップし、そこで出会った彰(水上)に何度も助けられ恋をするが、彼は特攻隊員として程なくして戦地に飛び立つ運命だった…というラブストーリーだ。
2023年12月8日の公開から約2カ月たった今もなお勢いが衰えず、興行収入は2月4日までで39億円を突破、観客動員数も300万人を超えるなど大ヒットを続け、中には「33回見た」という人も現れるなど“追い花”するリピーターも続出している。
今作関連のイベントは今回含め合計27回実施しているそうで、水上がこれで21回目、福原も16回目になるという。同じ作品でこれほど多くイベントに登壇するのはレアケースで、福原が「家族とかにも『また舞台あいさつ行くの?』って言われるぐらい(笑)。こんなにやったのは初めてでした。でも、めっちゃ楽しかったですよね」と話すと、水上も「業界としてもこんなに公開から数カ月たって舞台あいさつするのって本当にないことだから、『(今回は)何の映画?』って言われるよね」と、同じ業界の人からも驚かれていることを明かした。
ファンから寄せられた質問に答えるコーナーでは、それぞれの“愛情表現”で近いタイプについてや、一番感情があふれたシーンなどについてトークを展開。
そんな中、役柄と自身で似ている部分を聞かれ、福原は「百合は家族が大好きなんですけど、私も家族が一番なので家族愛は一緒だなと思います」と即答し、水上は「いろんな気持ちや感情がダダ漏れで分かりやすいって言われるんですけど、別れ際とかは彰みたいに感情を出さずに、湿っぽくならないようにするところは憧れるし、そういう部分は似ているのかなって思いました」とコメント。
また、伊藤は「僕も似ているんじゃないかな。よく笑うし、明るいじゃないですか。ムードメーカーというか、みんなでいる時も割と笑っていることが多いかなと…出口さんどうです?」と若干照れた様子で出口にパスし、出口も「私も結構笑っているタイプなので、似ているなと思います」とほほ笑み、それぞれハマり役だったことをうかがわせた。
福原&水上「すぐに帰ってください!」
そして雪で公共交通機関のダイヤが乱れるなど、悪天候の中でも詰め掛けてくれた大勢の観客に対し、水上が「今日はお越しいただいて本当にありがとうございました。お台場はすぐに陸の孤島と化しますので、本当にすぐに帰ってください。気を付けて!ここまでこの映画を応援してくれてありがとうございます。すぐに帰ってください!」と心配そうに呼び掛けると、福原も「はい。すぐに帰ってください!(笑)」と息ピッタリにかぶせ、「この作品をたくさんの方に愛していただいて、こんなに舞台あいさつにも立たせていただけて感謝の気持ちでいっぱいです。これからも応援よろしくお願いします」と感謝を伝えて、イベントを締めくくった。
映画「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」は公開中。
◆取材・文・撮影=月島勝利(STABLENT LLC)