SixTONESの松村北斗と上白石萌音がW主演を務める映画「夜明けのすべて」が2月9日(金)に公開される。このたび、公開に先駆けてメイキング写真・映像が公開された。
映画「夜明けのすべて」ストーリー
「そして、バトンは渡された」で 2019年本屋大賞を受賞した瀬尾まいこの同名小説を、三宅唱監督が映画化した本作。
月に一度、PMS(月経前症候群)でイライラが抑えられなくなる藤沢美紗(上白石)はある日、同僚・山添孝俊(松村)のある小さな行動がきっかけで怒りを爆発させてしまう。だが、転職してきたばかりだというのに、やる気が無さそうに見えていた山添くんもまたパニック障害を抱えていて、さまざまなことをあきらめ、生きがいも気力も失っていたのだった。
職場の人たちの理解に支えられながら、友達でも恋人でもないけれど、どこか同志のような特別な気持ちが芽生えていく2人。いつしか、自分の症状は改善されなくても、相手を助けることはできるのではないかと思うようになる。
役ではない2人の素顔も…メイキング写真&映像解禁
公開されたメイキング映像では、降り注ぐ陽の光のようなあたたかいBGMとともに、山添くんと藤沢さんの職場である栗田科学で出演者たちが仲むつまじく笑い合う風景や、松村と上白石らのオフショットの数々が映像を彩る。
月に一度のPMSで自らの感情をコントロールできなくなる藤沢さんと、パニック障害を抱えたことで人生が一変した山添くん。本作は、職場の同僚として過ごす中で互いの“生きづらさ”を知った2人が、「自分のことはどうにもならなくても、相手を“助けられることはある”」と支え合っていく日常を優しく包み込むように描かれている。
芝居とはいえ実際に過換気症候群になるリスクを伴った発作のシーンについて松村は「練習から本番まで、発作を起こすシーンではつねにすぐ近くに医療監修の先生がいて、リアルに見えるかを確認しながら、同時に僕のケアをしてくれました。そこは、最初から三宅監督が気遣ってくれていましたね」と三宅組の真摯(しんし)な姿勢を印象深く語る。
上白石は「演じるうえで悩んだり苦しかったりしたことはたくさんありましたけど、そういうものすべてをプラスのエネルギーに変えられる現場でした。全員が一個一個のシーンにこのうえなく愛情を注いでいる現場で、まだ終わりたくない、ずっとここにいたいと思いながら撮影していました。みんなで何かをつくるってこんなに楽しいんだ、と思い出させてもらった気がします」と振り返る。
メイキング映像には、松村と上白石が撮影の合間に公園で和気あいあいとはしゃぐ姿など、役ではない2人の素顔も垣間見える。
さらに、撮影現場の裏側をフィルムカメラで撮影したオフショットも公開。絶妙な距離感で佇む松村と上白石は、まさに山添くんと藤沢さんそのもの。2人でブランコを漕ぐ姿や、休憩中にくつろぐ松村、マフラーに包まる上白石など、それぞれのリラックスした表情も映し出されている。